年代記
年代記
霊環歴 -252年頃(西暦 約2750年)
赤い冬 終結
詳細不明の世界規模戦争が終わり、長期寒冷化「赤い冬」が終息。
文明は崩壊し、大半の国家は産業革命前後の水準に後退、人口は激減した。
この頃、一部の人々や文化圏が忽然と姿を消す。行き先や理由は記録に残されていない。
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霊環歴 -252年〜0年(西暦2750〜3000年)
復興と分裂の時代
技術・人口ともに回復は遅く、地域間格差が拡大。
赤い冬以前の戦争経緯はほとんどが封印または喪失され、世界は断片化されたまま新たな時代へ移行していく。
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-200〜-100年頃
ある計画の始まり
後の世界に深い影響を及ぼす「適応種族」の誕生が、この時代に始まったとされる。
詳細も目的も、公には伝わっていない。
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霊環歴 0年(西暦3000年)
世界樹とエルフの森の発見
巨大な樹状構造物「世界樹」と、霊的存在エルフの森が発見される。
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0〜100年頃
限定的な交流期
ベルディア王国とエルフ国家の交流が始まる。
医療や文化の交換はあったが、軍事技術の共有はなかった。
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霊環歴100年頃(西暦3100年頃)
召喚の時代
異世界から人を呼び寄せる術が確立される。
完全な記憶を持ったまま現れる者もおり、未知の知識や技術がもたらされた。
それにより特定の紋様の入った物体に、霊弦霧を通して変換、拡張する魔導技術(通称魔法)が確立された。
またこの時、人類初の霊導技術道具である霊弦式受信器(通称霊弦ラジオ)が開発。
霊弦霧を用いた通信が盛んになった。
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霊環歴105〜110年頃
召喚された複数の異世界人と一部のエルフが極東の島国を制圧・独立。
国全体を浮かばせる実験に成功するも、消息は不明。
この影響で日本語が国際共通語のベースとなった。
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霊環歴147年(第12月末/西暦3147年末)
ラスタ=エノグの惨禍(人類側)/エルサリエ=ヴァーン(エルフ側)
エルフ国中立都市ラスタ=エノグが霊弦霧の暴走により地形ごと消滅。
周囲数百キロ規模の森は急激な乾燥と灰化で焼失し、隣接する海は水分そのものが昇華するように干上がり、白い塩原だけを残した。
この異変により世界樹の根の循環が断たれ、地球規模の温暖化を招く。
原因は依然として不明だが、現場には軍用霊導干渉兵器ティール=ルゥミナ使用痕や、世界樹根元の
唯一残ったのは、持ち主不明の小さなエルフの遺髪だけであった。
以後、その地は「塩の大地」と呼ばれる瘴地となり、
人類は危険を承知で霊石資源地帯として再利用する道を選んだ。
一方エルフは、この地を「世界樹の裂け目=エルサリエ=ヴァーン」と呼び、最大の禁忌として封印し続けることとなる。
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霊環歴147年末〜148年初頭
エルフ兵捕虜の発生
惨禍後の混乱で、偵察・補給任務中の部隊が人類軍に包囲され拘束。
交渉材料として長期収容される。
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霊環歴148年初頭
ルィ=シリラ(地下王都)建設開始
温暖化と加護喪失によりエルフの地表居住が困難化。高温環境下での活動服は軽装化。
世界樹遺産の解析が本格化し、その成果を基にP型ハイエルフの開発が始まる。
これにより従来10年かかるとされた建設期間を4年に短縮。
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霊環歴148年中旬
第1
初の大規模奪還作戦。失敗し捕虜がさらに増加。
この作戦失敗と報復戦の連鎖により、第一次
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霊環歴150年頃
第2次捕虜奪還作戦(エルフ側)
小規模夜襲型奪還。目標の半数救出に成功するも、撤退時に指揮官級を喪失。
ヨーロッパ沿岸域、中立海域に指定(フィリア=アルネシア/海洋中立協定)
世界に唯一残された“生きた海”が、人類とエルフ双方の合意により条約で保護対象となる。
軍事利用や戦闘は固く禁じられ、以後「青の盟約」として伝わる。
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霊環歴150〜241年
捕虜奪還作戦史(全てエルフ側)
第2〜第4次作戦が断続的に行われるも、戦果は限定的で長期的な捕虜減少には至らなかった。
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霊環歴152年頃
ルィ=シリラ基幹層完成/ハイエルフ(P型)初期型実戦投入
建設支援機を戦闘用に改修し投入。高耐久・高出力の性能により戦況を膠着化させる。
ハイエルフの投入後、霊弦霧密度の上昇や霊導障害により、有人航空機は主戦場での運用が困難となる。
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霊環歴153年頃
E-HE鹵獲事件
アクシオン連邦戦線において、前線部隊が大破したエルフ側のハイエルフ(P型)1機を鹵獲。
機体は中破状態ながら、中枢制御系と関節駆動系がほぼ無傷で残っていた。
回収後すぐさま極秘解析が開始され、この結果が人類製ハイエルフ(H-HE)計画の決定的な足がかりとなる。また、製造元の区別のためにこれ以降エルフ製ハイエルフはE-HEと呼称されることになる。
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霊環歴153年頃
異世界召喚の禁令
惨禍の要因のひとつとして異世界転生召喚が疑われ、国際条約で全面禁止に。
ただし一部の国家は密かに試行を続け、記憶の不完全な召喚者を呼び寄せているという噂が絶えない。
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霊環歴154〜160年頃
H-HE(人類製ハイエルフ)開発開始
E-HE鹵獲で得た技術を基に、関節駆動系・制御系を模倣。
霊導技術の再現は叶わなかったが、試作型の開発過程で「魔導加速技術(MAR)」を発明。
現人類最大の発明とされ、後の兵器体系を一変させる。
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霊環歴158年頃
人工霊石の開発成功(クラヴァニア帝国)
天然霊石に匹敵する出力を持ち、MAR兵器の安定稼働を実現。
輸送性が高く前線補給効率が大幅向上。
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霊環歴159年頃
重炭化凝縮燃剤の開発成功(クラヴァニア帝国)
高密度エネルギー燃料。MAR兵器や人工霊導炉の開発、出力安定性の確保に大きく貢献。
しかし、地上戦ではハイエルフ級機動兵器に戦車が無力なため、戦車の主戦場投入は減少。局地防衛や支援任務に限定される。
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霊環歴160年頃
第4次捕虜奪還作戦(エルフ側)
人類が開発したH-HE試作型を初めて実戦投入。性能試験も兼ねた奇襲作戦だったが、エルフ側の反撃で失敗。
この時、E-HE-T
その圧倒的な殲滅戦の結果、彼女は公式記録において 「真紅の閃光」 と呼ばれるようになった。
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霊環歴160年代前半
ティム・エルフを用いたH-HEオゥクモデル生産開始
捕虜化・洗脳したエルフを中枢制御に組み込み、大量生産化。人類製H-HE試作型よりも低コストで安定稼働。
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霊環歴160年代後半〜
泥沼の膠着期
双方の大量生産機による消耗戦が続き、戦線は固定化。
外交交渉と局地戦が中心に。
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霊環歴230年頃
第5次捕虜奪還作戦(エルフ側)
捕虜救出成功も禁域侵犯で国際問題化し、全員再拘束。
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霊環歴241年頃
第6次捕虜奪還作戦(エルフ側)
捕虜半数帰還、E-HE2機大破。
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霊環歴243年
捕虜エルフ収容問題が国際的非難と交渉の火種となる。
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霊環歴248年(第3月頃/西暦3248年)
第7
本編開始。主人公とヘイラ隊が邂逅する。
聖弦のレクイエム 用語・設定集 俺のベルが鳴る @RingMyBell
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