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全知全能の神は、世界を知らない

全知全能の神は、世界を知らない

あぽろのすけ

おすすめレビュー

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★★★
★9
3人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • すまげんちゃんねる
    42件の
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    ★★★ Excellent!!!

    全てを知る「全知の神」が、「未知」の世界へ盗み出される物語

    「全てを知っている」ことがいかに虚しいことか、というゼスの冷え切った内面描写から始まるため、その後にルーナが土足で踏み込んでくるシーンの鮮烈さが際立っていました。
    ケーブルを強引に引きちぎる=神を強制的に人間(生身)へと変える、という通過儀礼のようなシーンがとても好きです。初めての外の世界で、ゼスが「データにはない湿度や匂い」を知り、自分が生きていなかったことを自覚する瞬間。その美しさと解放感に、読んでいるこちらまで胸が高鳴りました。

    • 2025年12月19日 04:39