太陽SUN

最初は一人の被害だった。

人が一人、ハンバーグ肉のように丸くこねられただけだった。

しかし、日がたつにつれて一人、また一人と丸くぶよぶよとした塊に集められていく。

死者を悼む間もなくどんどんと人が減っていき、遂には私の番となった。

少しずつ、じわじわと肉になる感覚はそこまで不快ではない。

むしろ落ち着くくらいだ。

そして私は大きな肉となり、全ての個の意識が伝わってくる。

すでに私は個ではなく、群なのかもしれない。

そんなことはもうどうでもいい。私たちは肉として静かに眠るだけだ。

この文を読む者たちは我々の肉体に蘇りし神の子の復活を祝福せよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

太陽SUN @taiyou_sun

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画