第10話
2人との話し合いがはじまり、
私はこれまであきのと義父に対して感じた不信感や、
主人が2人の勤務態度に悩み病んでPTSDの症状が出ている事を包み隠さず話しました。
それを前提にあきのさんには勤務時間を守って仕事をしてほしいということをお願いしました。
しかし、義父とあきのからはこちらの想像を遥かに超えた答えが待っていました。
義父は自分の頭をツンツン指差し、
「PTSD?鬱?そんなの俺たちのせいじゃない。あいつはびょーきっ(病気)」
よりにもよって自分の息子を病気呼ばわりしました。
「全部自分が悪いのに俺たちのせいにして逃げようとしてるだけの事っ!」
すると義父に続いてあきのからも
「あ〜なんだヤキモチって事?私はこれまで通り自由に働きたい。そりゃ私だって人間だしやりたくない仕事を言われたら嫌な顔ぐらいするかもしれないよ?
でも人ってそれぞれ感情ってものがあるじゃない?
私だって社長と仕事し辛いしー」と、
一切社長からの指示を受け入れる事もせず自分たちは何も悪くないの一点張りでした。
あきのに相槌を取るように義父が
「この子は会社を愛してるんだ!」と何度も口を挟むので、
愛してるのならなぜ12日間も無断で会社を休んだのか?と聞くと、
「だって知らなかったんだもん!私が熱が出たのは金曜日で、住んでる周りには土日休みの病院しか無くて週明けに病院に行ったの。
そしたら今日から5日間ねって言われて、そしたら丁度5日後は土日休みでしょ?その後友達と有休取って旅行に行こうと思ってたから、じゃあ12日間休みかぁー!ラッキー!って思ったの」と言いました。
私が「土日でも休日診療所はやってましたよね?」と言うと
あきのは
「それも知らなかったのー、箱入りなんとか?私バカなのね、そういう育ちだから奥さんの様に色々は知らないの」と、ちゃっかり私をバカにしつつ義父の前ではぶりっ子を貫く。
それを聞いて「可愛ええやろ〜バカなんや〜」と笑う義父が不気味で。
2人の態度に呆れた私は。
「あきのさん、無知は損だし無知は罪ですよ。知らなかったんだもんって言って交通ルールを守らなければ捕まりますよね?
もし、金曜日に怪我をして出血が止まらなかったらどうするんですか?
病院がやってないんだもん!って言ってそのまま月曜日まで放っておいたら失血死しますよ。死んだら損では済みませんよ」と、詰めてしまいました。
するとあきのはいつもの般若の顔になり
「そういう時は社長にちゃんと教えてもらいたいし!」とハッキリ答えた。
「会社は幼稚園でも学校でもありませんよ。そんなに社長が嫌なら私なら見限って他に移りますけどね。」と、言ってしまった…
すると、間髪入れずに義父が私へとブチ切れました。。
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