【09 シゴデキおばさんのお店】

・【09 シゴデキおばさんのお店】


 シゴデキおばさんがお店に朝やって来ると、泥団子が戸にぶつけられているというイヤガラセが発生した。

 最初は掃除すればいいだけだと思っていたらしいけども、毎日しつこいので、私に何か対策が無いか聞いてきたので、私は案を言うことにした。

「普通に立て札というか、一度でもこっちが目撃したら警察に突き出すとかでいいんじゃないんっすか?」

 その結果、すぐに効果てきめんで泥団子をぶつけるイヤガラセは無くなったという話だ。

 それ以降、シゴデキおばさんは私によく感謝してくれて、今まで以上にお菓子の袋をもらえるようになって良かった。

 その後、景観のため立て札を無くしたみたいだけども、もう泥団子をぶつけられることは無くなったという話だ。

「こんな簡単なことで良かったのねぇ」

 とシゴデキおばさんが言っていた。

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