このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(91文字)
主人公の青年は計算ができず、世間からはみ出し者として扱われていた。18歳の誕生日を前に、彼は港で船の積み荷降ろしをしている最中、謎の生命体に船の中へと引きずり込まれてしまい……。純粋な心を持つ青年と謎の存在と出会い……いわゆるファーストコンタクトものですが、しっかりとその路線を描きつつ、計算ができない青年の現実的な性格描写、そしてそんな性格がいかに重要であるかという展開に驚かされました!また、牛丼を一緒に食べようという、誘いの言葉の温かみにも心掴まれます。是非ともご一読下さい!