第5話 エピローグ

あれから1週間、明の彼女の奈緒ちゃんが遊びにきた。


「お母さん!!お久しぶりです!!」

奈緒ちゃんと会うのは明の葬式以来だ。とても優しい子で、恋人を失って自分自身も辛いだろうに、私達のことを誰よりも気にかけてくれている。


「おお!!奈緒ちゃん!!さあ上がって!!」

夫も嬉しそうだ。私達夫婦は奈緒ちゃんを家にあげる。

奈緒ちゃんがミケを見つける。


「え!!ミケちゃん!?お母さん達の子になったの!?」

「そうなのよ。明のコートに隠れて我が家にやってきたのよ。」

「そうなんですか!!ミケちゃん、新しい家族ができてよかったね。」

「ところで奈緒ちゃん今日はどうしたの?」

私は奈緒ちゃんに問いかける。


「実はご報告がありまして。」

奈緒ちゃんは嬉しそうに私達を見つめる。

「赤ちゃんが出来ました!!明さんとの子供です!!」

私達は驚きと喜びを隠せない。

「そうなのか!!それは嬉しいよ!!」

夫が奈緒ちゃんに、涙を流しながら語りかける。

「名前も決めているんです。希望が在る子で在希(あき)です!!

男の子でも女の子でも使える名前ですし、またアキちゃんって呼びたくて。」

「うん!!すごく良いと思う!!私達もまた、明のニックネームで家族を呼べる様になって嬉しいよ。」

奈緒ちゃんは本当に良い子だ。私は嬉しさで泣いていた。

その後、奈緒ちゃんと少し談笑して、奈緒ちゃんは帰って行った。

「お母さん、お父さん!!また来ますね!!」

私達は奈緒ちゃんを見送った後、ミケに微笑みながら語りかける。

「ミケ!!新しい家族が増えるよ。ちゃんとお兄ちゃんできるかな?」

「ニャー!!」

ミケは元気に鳴いた。

「いつまでも落ち込んでいられないな。新しい家族のために頑張ろうな。」

夫の言葉に私も元気に応えた。

「うん!!そうだね!!」

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僕の代わりに(アキ初執筆作品) あき @Aki0526

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