あるの夏の日、しかも物語中ではほとんど時間は流れない。主人公以外の登場人物は手紙を送ってきた「アイツ」ぐらいなのだが話を読み終わると自分もその夏のバス停にいたかのような感覚に陥る。手紙に関することやアイツに対してのことで締めるのではない最後の一行が余韻を残す。