第4話 あの花火の日
高校生三年生の夏休みが、僕が経験した最後の花火だ。その日、小学校の同級生から、花火に誘われた。みんなで防波堤で集まって花火をしないか。高校最後の夏だから、と。喜んで返事をしながら、僕も知り合い数人に声をかけて誘った。
集まったのは、男女合わせて7人だった。
美容師を目指す人。
とりあえず、男女関係なくテンションが同じ人。
噂が大好きな人。
僕の親友と僕。
僕が声をかけた、美容師を目指す人と一時付き合ってた人。
そして、僕と噂になった距離感のある女の子で7人。
思わず、はっ。と言う声が出たのを親友は覚えていると思う。その子以外は、小学校が同じで、その子だけは中学時代からのつながりになる。繋がってはいない。
唯一、繋がっていたとするなら、恋愛事情に関する噂。それだけだ。
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