この『雷槍皇女ラフィーナのビザンツ再興記』は、ただの転生×歴史ファンタジーじゃありません。島育ちの少女ラフィーナが、中世ビザンツ帝国の病弱皇女イリニとして新たな人生を歩み始める――その「歩み」が、本当に一歩ずつのリハビリから始まるのが新鮮で、とてもリアルなんです。
そして、次第にラフィーナは“強さ”を力や奇跡に求めるのではなく、日々の積み重ねや、家族・仲間と助け合うことに見出していきます。壮大な歴史のうねりや、ビザンツ宮廷の権謀術数も見どころですが、なにより印象に残るのは「どんな困難も、ひとりじゃない」という確かな絆。龍との戦いは迫力満点ですが、ラフィーナが自分なりの答えを見つけていく過程も感動的です。
歴史好きや転生ファンタジー好きはもちろん、地道な成長や仲間とのつながり、人生の再出発に心を寄せたい方におすすめの一作です。新しい希望と冒険の予感を感じたいあなたにも、ぜひ手に取ってほしい物語です。
異世界の少女が、こちらの世界へスリップ!
主人公ラフィーナは、ある日、なにかの大きな力によって、
西暦1067年のビザンツ帝国皇女の「なかの人」になってしまう
もともとは、魔法も武術も得意な活発な女の子
それが、高貴な生まれとはいえ、ほとんど寝たきり状態に
おまけに、父帝は危篤状態、国も不安定
このままでは詰む……!!
まずは、この病弱な体をなんとかしなくては
そして始まる、ラフィーナの挑戦✨
歴史の息吹が感じられるていねいな背景描写がすてき
そのほかにも、
おいしそうな料理の数々、
修行としての、異世界でのバトル、
家族の情愛……、などなど
てんこもりです♪
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