まさにライト文芸≠キャラ文芸。 静謐な空間に置かれたささやかな物語は、過去と未来を行き来して二人の未来を形作る。 大きな出来事ではなく日常の小さな出来事で語られるそれは、癒しと慈愛の語り口とは何かを教えてくれます。 大切なものは、いつだって手元に持っておきたい。それがたとえどんな小さな、他の人にとっては意味も価値もないものだとしても。 そんな作品です。