ロボットのしーさんは、放置された宇宙ステーションに一人残った男の世話をしていた。男は懐かしい洗濯物のお日様の匂いを嗅ぎたいと願った。しーさんは今日もせっせと洗濯をしている。お日様の匂いを再現するために。優しさ漂う雰囲気がすごく好きです。しーさんと博士の漫才のような会話も好き。しーさんという名前も良いし、ロボットが自分のことをしーさんと呼んでいるのが可愛い。物語のラストシーンの光景に、じんときました。きっと爽やかな匂いが漂っていることでしょう。