読んでいて、ズシーーン……とくる物語にございましたな。
呪いのアプリなるものがあるそうです。
アプリ内課金あり。という、まあありふれたアプリの体を守っています。
しかし、ここで恐ろしいことは二点。
それは、本当に呪いの言葉を書き込めば、相手の息の根を止めることができること。
もう一つは……価格設定です。
藁人形が課金でついてくるそうなのですが、これがなんと、三百円。
三百円とはなんですかな?
幕の内弁当ぐらいの値段ですか? セブンのおにぎり二つくらいですか?
その価格で、人を殺めることができるのだそうです。
当然、主人公はアプリに手を出し、気に入らない上司の息の根を止めるのですが……ここからが不条理の始まりでして……
霊より怖いのは人。
では人よりも怖いものは何……? という物語にございます。
読後のなんとも言えない気分を、是非共有したく。
ご一読を。