編集済
天空の糸への応援コメント
従姉妹は本当に湯口さんにそっくりだったのでしょうね……山崎さんが肌身離さず写真を持ち歩きたいと思えるほどに。
二人が来世で一緒になれることを願って止みません。
追記:
なんと、そういうことだったのですね……!
教えてくださり、ありがとうございます。
実は私も最初、その線も考えたのですが、湯口さんが「従姉妹は去年代議士と結婚した」と言ってましたので、さすがにちょっと調べればすぐわかるような嘘はつかないだろうと思い、従姉妹は実在したのだろうと解釈しておりました。
でも、実家が空襲で焼かれて遺品を届ける先さえない状況なら、むしろ自然な嘘だったのかもしれないと思い直しました。
最初の解釈で合っていたことがわかって良かったです。
ありがとうございます。
作者からの返信
これは解釈分かれる書き方をした私の責任ですが、女装した湯口です。(従姉妹というのは嘘)
当時わりと余興で女装してたんです。偽装巡洋艦報国丸の話など何考えてんだ日本海軍です。
天空の糸への応援コメント
読ませていただきました。
昭和二十年、真夏の焦土と化した大分海軍航空隊。その薄暗い事務室で繰り広げられる『天空の糸』の物語は、戦死者の遺品という無機質な「数字」の集積から、秘められた個人の「体温」を鮮烈に描き出しています。主計中尉・佐々木が手にした山崎大尉の遺品――場違いなほど美しい女性のポートレートと、不自然なしつけ糸が残る白い手袋――。この二つのアイテムが、戦時下という極限状況において、言葉にできない想いを伝えるための切実な通信機として機能していく構成が実に見事です。
特筆すべきは、物理的な「感触」を通じた愛の描写です。検閲官の目を欺き、ただ一人にだけ伝わるように手袋の袖口へ縫い込まれた「スキダ」というモールス信号の暗号。それは、声も文字も奪われた時代の不自由さを象徴すると同時に、それでもなお他者へと繋がろうとする人間の執念を感じさせます。指先で糸の凹凸をなぞる佐々木の驚きは、そのまま読者の驚きとなり、一人の軍人が抱え続けた孤独な情熱を浮き彫りにしていきます。
また、物語の転換点となる「瞳の映り込み」の演出は、静かなサスペンスとしての深みを与えています。写真館で撮られたポートレートの瞳の奥、ルーペで拡大されたその小さな暗闇に、若き日の山崎の姿を見出すシーンは、技術的な裏付けを持って「過去」と「現在」を繋ぎ、物語を新たな局面へと導きます。そして、その視線の先にある真実――女性のポートレートに託された、親友である湯口への秘めたる想いと、それを受け取った湯口が抱く「片目の視力を失い、空を追われた自分」への激しい葛藤が、物語の密度を一気に高めています。
結末において、特攻という形で自ら命を絶った湯口の遺品から見つかった「もう一枚の写真」と、たどたどしく付け足された「オレモ」の暗号。血の跡がついたそのしつけ糸は、地上では決して結ばれることのなかった二人の魂が、最期の瞬間にようやく重なり合った証左です。窓の外に残された一筋の飛行機雲と、寄り添って舞い上がる二羽の燕の描写は、あまりにも残酷で美しい。この物語は、歴史の大きなうねりの中に埋もれた、名もなき二人の「天空の交信」を、静かな、しかし確かな力強さで私の心に刻まれました。(内容を外しまくりの感想だったら本当にすみません。)
作者からの返信
長い感想をありがとうございます!
書きたいことが伝わって嬉しいです!!