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混ざる悪意よ混沌に沈め

混ざる悪意よ混沌に沈め

千猫怪談

おすすめレビュー

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★★★
★6
2人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • SB亭moya
    827件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    手

    妻が逝った。

    かつて展示会で見た、ミイラの手に酷似したものを大事に抱えながら……。


    そこから始まる、不穏に次ぐ不穏の連鎖。

    葬儀の煙は、ろくろ首のように動いてこちらを睨み、
    自宅には、妻の持っていた手の事を知りたがる、見知らぬ怪しい男。なぜか主人公を知っている。
    そして、何者かに息子は階段から突き落とされる。



    物語は、あくまで主人公の目線を追っており、
    真相は語られないまま終わる。だからこそ、こちらで考察をすることになる。

    妻はなぜ、あの手を持っていたのか?
    主人公を知る、あの男の正体は?

    あの手は、一体なんだったのか……?




    ゾワワな読後感は、想像力を掻き立てます。

    ご一読を。









    • 2025年12月5日 22:50