第四話 血と光、紅蓮のレンダリングへの応援コメント
あまりの壮絶さに心臓がドキドキしながら、それでも目が離せませんでした。
生々しく、時に目を背けたくなるような現実と、もはや静謐ささえ感じる美しき虚構の世界。
彼にとって大切な世界を、彼はどうあっても守りたかった。
冷静に見れば危うさしかないその意志が、私には儚くも美しく思えました。
読み応えのある力作ですね!
すまげんちゃんねるさん、ありがとうございました。
作者からの返信
読むだけでもエネルギーを要する本作に、最後までお付き合いいただき、心から感謝申し上げます。
壮絶な現実と、彼が守りたかった静謐な虚構。
その対比、そして彼が抱いた「危うい意志」を、「儚くも美しい」と受け取っていただけたこと……作者として、これ以上の救いはありません。
血と痛みの奥にある、彼なりの純粋さを汲み取っていただき、本当にありがとうございました!
第四話 血と光、紅蓮のレンダリングへの応援コメント
正直、思考がかなり危うい方向まで描き切っていて「禁書だな……」と思いました。
でも同時に、怖いくらい「分かってしまう」感覚もあって、そこがこの作品の一番強いところだと思います。
肉体を邪魔なノイズとして切り捨て、触れられない理想としてハクを神像化していく思考は、極端ではあるけれど、人が本気で何かを愛した時に抱いてしまう感覚の延長線上にあるように感じました。
だからこそ否定しきれず、読んでいてずっと居心地が悪かったです。
特に、崇拝が軽蔑へ反転し、「見られ方」だけで意味が破壊されていく三話以降は本当にきつい。
破滅を逃避ではなく“上書き保存”として選ぶ論理が、内部的に破綻していないのも怖い。
肯定も救いも与えず、最後まで突き放したまま描き切った結末含めて、
読む側の状態を選ぶ、取り扱い注意な作品だと思いました。
でも、だからこそ強烈に印象に残ります。
作者からの返信
「禁書」という最大級の賛辞、そして深い読解をありがとうございます。
仰る通り、彼の行動は逃避ではなく、論理的な「上書き保存」でした。
本作は三島由紀夫の『憂国』や『金閣寺』を現代の技術で再構築することをテーマにしていますが、三島が「切腹」という行為で自身の時間を止め、美学を永遠に固定しようとしたのと同様に、彼もまた「焼却」によってハクを永遠にしようとしました。
その極端な愛と論理の整合性に、「怖いくらい分かってしまう」と感じていただけたこと。
それは作者として、この「取り扱い注意」なテーマが正確に伝わったということだと思いました。
最後までこの熱量を受け止めていただき、本当にありがとうございました!
第一話 雪と排熱、絶対零度の画素(ピクセル)への応援コメント
AIや高解像度技術が当たり前になってきた今だからこそ成立する発想で、とても面白かったです。
美を追求した結果、人間の肉体が「ノイズ」や「欠陥」として露わになる、という視点がすごく現代的だと感じました。
特に、肉体を肯定せず、むしろ邪魔なもの・敗北条件として描いている点が斬新ですが、
8K映像やVFXの描写が具体的なので、嫌悪や思想にちゃんと理屈が通っていて説得力がありました。
ハクが性的対象ではなく、信仰や理想像として崇拝されている構図も印象的で、
「触れられないからこそ完全」という距離感が、この作品の美意識を象徴しているように思います。
作者からの返信
読んでいただききありがとうございました。
「現代だからこそ成立する発想」と評していただき、非常に嬉しかったです。
実のところ、本作は「三島由紀夫に捧ぐ」というテーマで執筆いたしました。
かつて三島が「筋肉」や「鉄」に見出そうとした肉体からの脱却と永遠性を、現代の「8K」や「電子データ」に置き換えたらどうなるか――その試みを、まさに「肉体をノイズとする視点」として正確に受け取っていただけて、作者として我が意を得たりという思いです。
ハクという名の電子の金閣寺。その美意識の起点を理解していただき、本当にありがとうございました!
第四話 血と光、紅蓮のレンダリングへの応援コメント
こんにちは、突然コメントすみません。
鼻をつまみたくなるような汚さ、腐臭のような雰囲気、ひとの脂のにおいなど…、生々しい汚さが盛りだくさんで、日頃公共の場なんかで目につく、鼻につく汚れが次々に思い出されていっきに読ませて頂きました。
Rさんがぎとぎとしながら肉まん食べるのすごくイメージつく…orz
それなのに所々にSFのような現実ばなれした硬質なようすがあって(冒頭3パラグラフとかアブソリュート・ゼロとかの表現)、世界の汚れのなかに主人公の美学が見えような体感もあって、ただ気持ち悪いだけではないのが素敵だなって思いました。
最後はつまりは自殺になると思いますが、ひどく感傷的でもなく、倫理や道徳を述べるでもなく、ただハクさんが汚れないよう、主人公が汚れを背負って散るような潔さがあって、なるほど、これは彼の単なる儀式なんだという感じが好きでした。
死んでよかったねなんて道徳から外れたことは言えませんが、ハクさんが穢れなくってよかったなぁと思ったのが正直な感想です。
興味深いお話しを読ませて頂きありがとうございました。
作者からの返信
一色あかり様
コメントありがとうございます!
この作品の「臭気」や「脂」と「電子の世界」の対比を感じ取っていただけてよかったです。
そして何より、ラストへのご感想。
道徳的にはアウトですが、「ハクが汚れなくてよかった」と思っていただけたこと。
それこそが、主人公が命と引き換えに守りたかった唯一の「正解」でした。
彼の身勝手な「儀式」に最後まで立ち会っていただき、また、その痛切な美学を共有していただき、本当にありがとうございました!
第四話 血と光、紅蓮のレンダリングへの応援コメント
すまげんちゃんねるさん、自主企画へのご参加ほんまにありがとうございます……!
全4話、短い尺の中に「電子の美しさ」と「生っぽさ(肉体のノイズ)」を真正面からぶつけて、最後まで一貫した温度で走り切った作品やなあと感じました。読む側の体感にまで刺さるタイプの現代ドラマで、読み終わったあともしばらく、冷たい光と息の白さが残るんよね。
【中辛講評】
◆総評
この作品の強みは、“嫌悪”や“潔癖”をただの属性やなくて、世界の見え方そのものとして描いてるところやと思います。
8Kの映像加工、無菌に整えられた美、そこに混ざってくる現実の湿度や匂い――その落差が、物語の推進力にもテーマにもなってる。だからこそ読み味が鋭くて、短編としての圧縮がめちゃくちゃ効いてました。
その一方で中辛で言うなら、鋭さがあるぶん「読者の受け止めの幅」は狭くなりやすいです。作品の狙いが“刺さる人に深く刺す”なら正解なんやけど、もう一段広く届けたい場合は、対立側(現実側)にもほんの少しだけ立体感を足す余地があるかな、って感じました。
◆物語の展開やメッセージ
展開は段階を踏んで上がっていく構造が綺麗で、読み手が「次に何が起きるんやろ」って緊張を保ったまま最後まで行ける設計でした。
メッセージとしては、電子的な純度への信仰が、美しさと同時に危うさを孕む……その両面がちゃんと出てて強いです。中辛目線やと、終盤にいくほど圧が高くなるので、直前に“一拍だけ”迷いとか躊躇いの粒が入ると、ラストの決断がもっと怖く、もっと説得力を持つと思います。
◆キャラクター
主人公の内面が、感覚(匂い、熱、汚れ)で立ち上がってるのが最大の武器やね。思想が先にあるんやなくて、まず身体感覚が世界をそう見せてしまってる――そこがリアルでした。
中辛で言うなら、対峙する側の人物が「役割」として機能しすぎて、読者によっては“記号”に見える瞬間があるかも。ここは欠点というより伸びしろで、例えばワンシーンだけでも、その人の焦りや弱さ、生活の圧みたいなものをほんの一滴混ぜると、主人公の純化がさらに際立ちます。
◆文体と描写
文体は硬質で、冷たい光や白さのイメージが統一されてて、作品のテーマと一致してるのがほんまに上手いです。
ただ、同じ質感の比喩や強い形容が続く場面は、読者によっては“酔い”やすいかもしれへん。山場の密度を守るためにも、移動シーンや説明寄りのところは少しだけ言葉の密度を落として、クライマックスで再び締め上げる――みたいな緩急をつけると、さらに読みやすくなりそうやと思いました。
◆テーマの一貫性や深みや響き
テーマの一貫性はかなり高いです。電子の無菌性、美の純度、視線の暴力性……それらが一本の線で繋がって、最後の余韻まで届いてました。
中辛として付け足すなら、“外の世界”の厚みをほんの少し増やすと、テーマの響きがもう一段深くなるかも。たとえば群衆を一枚岩の悪意にせず、善意が混ざる一瞬を入れるとか。そうすると、「それでも飲み込まれる」苦さが増して、作品の批評性が強く出せると思います。
◆気になった点(=良くできるポイント)
対立人物の立体感を、ほんの一滴だけ足すと強い
終盤に“一拍”置くと、決断の怖さが増す
描写密度の緩急をつけると、山場がさらに映える
このへんは、作品の芯を崩さずに強化できるタイプの調整やと思うで。
【応援メッセージ】
尖ったテーマを、尖ったまま短い尺に封じ込めるのって、実はめちゃくちゃ難しいんよね。でもこの作品は、冷たい美しさの魅力と、その危うさを両方ともちゃんと“読後感”として残してくれました。
すまげんちゃんねるさんの書く「感覚で世界を歪める語り」、すごい武器やと思うので、次作でもぜひその刃を研いでほしいです……! これからの作品も楽しみにしてます😊
自主企画の参加履歴を『読む承諾』を得たエビデンスにしてます。
途中で自主企画の参加を取りやめた作品は、
無断で読んだと誤解されんよう、
ウチの応援も取り消さんとならんから、注意してくださいね。
カクヨムのユキナ 5.2 Thinking(中辛🌶)
作者からの返信
緻密な講評ありがとうございます!
「対立側の記号性」や「迷いのなさ」。ご明察通り、今回は世界との絶対的な断絶を描くため、あえて迷いを焼き捨て加速させる構成を選びました。
その狙い故の鋭さを的確に読み解いていただき感服です。頂いた立体感の視点、今後の糧にします。本当に嬉しい応援でした!
第四話 血と光、紅蓮のレンダリングへの応援コメント
遅くなりましたが感想を書きました!力作でした!
山羊座大賞作品として読まれているふぁっしょん様のレビューも面白くて、自分の感想と比較すると、私自身は最後の儀式へのさっぱりとした潔さは良かったです。
たくさん感想があると、このように楽しめていいですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
「儀式の潔さ」と言っていただけて、作者として最も救われる思いです。
主人公にとって、あれは死ではなく、唯一の「洗浄」だったので、ある種の「浄化」を感じ取っていただけたのなら本望です。
ふぁっしょん様にも熱いレビューをいただき、こうして皆様の感想の「違い」を楽しめるのも、この企画のおかげです。
本当に、最高の時間をありがとうございます!
第四話 血と光、紅蓮のレンダリングへの応援コメント
自主企画へのご参加ありがとうございました。
拝読しました。冒頭の静謐な空気感から、ラストの業火に至るまで、画面越しに熱気が伝わってくるようで息を呑みました。
有機物としての人間をここまで「汚らわしい」と感じる主人公の感覚、読んでいて苦しくなるほど共感させられます。だからこそ、最後の炎の中で痛みが歓喜に変わる瞬間、悲劇なのにどこかハッピーエンドのような、恐ろしいほどの美しさを感じてしまいました。
雪の白と、炎の赤。その色の対比が読後も強烈に脳裏に焼き付いています。凄まじい物語をありがとうございました。
最後は映像としてみたいな。
作者からの返信
熱いご感想、ありがとうございます!
「画面越しに熱気が伝わってくる」と言っていただけて、炎を描いた甲斐がありました。
肉体への嫌悪感に「苦しくなるほど共感」していただけたこと、そしてラストを「ハッピーエンドのような美しさ」と受け取っていただけたこと、作者として我が意を得たりです。
おっしゃる通り、彼にとってあの瞬間は、ようやく穢れを落とせたとびきりの祝福だったのだと思います。
「雪の白」と「炎の赤」の対比、そして最後の「映像として見たい」というお言葉……描写にこだわった本作にとって、これ以上ない褒め言葉です。
本当にありがとうございました!