第16話 猟犬転生 ―鋼鉄の誓い―
「……助けて」
暗闇の中、懐かしい少女の声が、耳の奥を震わせた。
――誰だ?
音だけで、胸の奥がざわつく。
名前は出てこないのに、声の高さも、震えも、息を呑む間合いさえも、どこかよく知っている気がした。
涙をこらえる時の、あのかすれ方だ。
必死に笑おうとして、それでも震えが混じってしまう時の声だ。
助けを求めるその一言が、胸骨の内側をノックする。
閉じかけていた意識が、ゆっくりと浮かび上がっていった。
――守らなければ。
理由より先に、その言葉だけが浮かぶ。
その瞬間、闇にひびが入り、ぱきりと割れた。
焼け焦げた戦場の光景が、視界いっぱいに広がる。
崩れ落ちた城壁。黒煙と炎がうねり、空は血のように赤く染まっていた。
焦げた肉の匂い。砕けた武具。溶けた石畳。
仲間の亡骸が炎に呑まれていく。
俺は銀と蒼の鎧をまとっていた。
煤で黒く汚れながらも、ところどころがかすかに青い光を返す。
右手には騎士用のロングソード、左腕には煤でくすんだ丸いシールド。
何度も打ち欠けながらも、振るうたびに蒼い軌跡を残す、戦場を共にくぐり抜けてきた相棒だ。
その視線の先で、大地が盛り上がった。
「グオオオオオオッ!」
巨大な竜が、咆哮とともに姿を現す。
漆黒の鱗。その合間に、銀色の瘤のような板が点々と浮かぶように並んでいる。
ひとつひとつが脈打つように光り、不吉な気配を放っていた。
竜の口から吐き出された炎が、戦場を薙ぎ払う。
炎の舌が城壁を舐め、積み上がった瓦礫を飲み込み、残っていた兵の列を焼き崩していく。
「まだだ! ここで引けば、城が落ちるぞ!」
それでも、前へ出る影がいた。
盾を構えた騎士たちが咆哮とともに突撃する。
槍が一斉に突き出され、剣が鱗の隙間を狙って振り下ろされた。
その瞬間――。
バチン、と空気を裂くような音が響いた。
槍先が触れた鱗が、内側から膨れあがる。
「離れろ!」
俺の叫びより早く、それは爆ぜた。
爆炎と衝撃が逆流し、騎士たちの列をまとめて吹き飛ばす。
盾ごと身体が宙を舞い、砕けた鎧が雨のように散った。
「鱗が……爆発してやがるのか!」
「攻撃が通らねえどころか、跳ね返ってきてる!」
悲鳴と怒号が入り混じる中、竜がゆっくりと首をもたげる。
その巨体に似合わぬ速さで、尻尾がしなった。
「避け――」
言葉の続きは、轟音にかき消された。
塊鉄のような尻尾が薙ぎ払われ、前衛の騎士たちがまとめて吹き飛ばされる。
何人かは城壁に叩きつけられ、石とともに崩れ落ちた。
地面が揺れ、砂塵が立ちこめる。
瓦礫の中で動けずにいる騎士たちへ、巨大な影が差した。
追撃のために歩み寄ってきた竜が、太い右脚を高く持ち上げる。
そのすねにある鱗が、カッと強烈な光を放った。
「伏せろ! 衝撃波が来るぞ!」
叫びながら、俺は地面を蹴って味方のもとへ滑り込む。
落ちていた大盾を拾い上げ、地面に突き立てて彼らを庇うと同時に、竜の足が大地を踏み砕いた。
ズドンッ!!
踏みつけと同時に鱗が爆ぜ、指向性の爆風が俺たちを襲う。
「ぐぅぅぅっ……!」
水平に走った炎と衝撃が盾を打ち据え、腕の骨が嫌な音を立てた。
「くそったれが……」
それでも、後ろの仲間には熱風ひとつ届かせない。
「グゥオオオッ!」
爆風と炎が止み、一瞬の静寂が訪れる。
足元の防御を崩せないと悟ったのか、竜は苛立ち紛れに大きく上体をのけ反り、そのまま後ろ足だけで立ち上がると、鎌首を高く持ち上げた。
その口腔の奥で、ドス黒い炎が渦を巻き、口の端から漏れる。
「まずい、上からの広範囲ブレスだ!」
盾の上から降り注がれれば、後ろの兵ごと焼き尽くされる。
俺は剣の腹で、ガンッと自身の盾を打ち鳴らした。
「こっちだ、トカゲ野郎!!」|
腹の底から叫ぶと同時に、スキル『
俺の全身から赤い闘気が立ち上り、戦場の『
直後、俺は味方のいない広場に向かって、全力で駆け出した。
ギロリ、と竜の爬虫類の瞳が俺だけを捉える。
ズズズッ……と重苦しい音を立てて、巨大な首が俺を追って横へと回る。
口腔の奥で渦巻く炎の狙いが、倒れた味方たちから外れ、俺に向く。狙い通りだ。
「おじさん、こっち!」
直後、背後からよく通る声がした。
振り返らなくてもわかる。
黒いコートを翻し、長い黒髪をひとつに束ねた少女が、俺の横を風のように駆け抜けていく。
「待て! 後方で援護しろといっただろう!」
俺も彼女に並んで走り出す。
「そんなこと言ってる場合じゃないよ」
悪びれる様子もなく、チラリと少女が俺を見る――年齢だけ見れば少女だが、その瞳だけは死線をくぐり抜けた者と同じ色をしている。
その手には、愛用の魔銃が握られていた。
銃身には幾重もの青白い紋様が浮かび上がり、銃口で幾重もの小さな魔法陣がぐるぐると回転していた。
「鱗、見た? あれ、下手に斬ると全部爆発するタイプだよ!」
「見ればわかる!」
これでは、物量で押しても意味がない。
こちらの攻撃が、隊列を崩壊させる武器に変わっている。
「なら、やることひとつでしょ?」
数の暴力は通じない。
ならば、強力な一撃による一点突破しかないのだが……問題はあの爆発する鱗だ。
「ああ、だがあれじゃ、竜殺しの定番である首落としを仕掛けてもこっちが丸焦げになる」
すると、彼女がにやりと笑った。
もう付き合いは長い。その顔は何かを思いついたときの顔だ。俺はいつもこの笑みに助けられてきた。
「じゃあ、おじさんが斬るところだけ、爆発しないようにしてあげる」
ウィンクひとつ。
死地へ飛び込むというのに、まるでピクニックの相談でもしているような軽さだ。
だが、そのふざけた態度が、逆に俺の肩から余計な力を抜いてくれる。
俺は走りながら、わざとらしく深い溜め息を吐き出した。
「……何度も言うが、まだ四十前だ。おじさんじゃない」
「はいはい……若作り騎士さま。説教はあとで聞くね」
いつもの軽口を叩きながらも、腰のホルダーから一発だけ弾丸を抜き取る。
素早く魔銃に装填すると、ザザッ! と靴底を滑らせて急制動し、流れるような動作で空へ銃口を向けた。
「この封印弾、すっごく高いから、一発で決めてよ!」
引き金を絞った瞬間、魔銃が火を噴いた。
放たれた光弾が空中で枝分かれし、竜の首元へと降り注ぎ、光弾が鱗に突き刺さる。
今度は爆発しない。代わりに、鱗の上に青白い魔法陣が展開されると、パキパキと音を立ててガラス状に硬質化した。
「その魔法陣がある鱗は、衝撃を与えても爆発しないし、硬質化して足場になる! それを蹴って駆け上がって!」
「助かる!」
俺は地を蹴った。
竜の咆哮を正面から受け止めるように、一直線に首元を目指して走る。
竜の尾が横薙ぎに迫った。
俺は地を蹴った瞬間、視界がぐんと持ち上がる。
塊鉄のような尾が、さっきまで体があった位置をえぐり飛んでいった。
尾の上をかすめるように跳び越え、そのまま竜の懐へと着地する。
膝が悲鳴を上げるが、立ち止まっている暇はない。踏み込みをそのままに走り続ける。
「おおおおおおッ!」
竜の赤い瞳が、こちらを睨みつけ、口腔に炎が収束していく。
次の一撃で、俺も、彼女も、焼き尽くすつもりだ。
――させるか!
竜の
「グオオオオオッ!!」
至近距離からの極大ブレス。視界すべてがドス黒い炎に塗りつぶされる。
逃げ場はない。だが、退くつもりもない。
俺は走りながら左腕の盾を突き出した。
「貫け、
意思に応え、盾の前方に六角形の幾何学模様が浮かび上がる。
それは瞬時に蒼い光の障壁(フィールド)となって展開し、俺の踏み込みに合わせて砲弾のように前方へ射出された。
ドォォォォォンッ!
蒼い障壁が炎の奔流と激突する。
障壁はブレスを真っ向から受け止め、左右へと強引に押し広げながら霧散させた。
炎のトンネルがこじ開けられ、その中心を俺は駆け抜けた。
勢いのまま竜の懐へ飛び込み、封印の紋様が刻まれ、硬質化した魔法陣を足場にして、垂直に近い巨体を駆け上がっていく。
足裏で魔法陣の下の鱗が、爆発しようと、うずいているのがわかる。
だが封印の刻印がそれを押さえ込み、爆発を起こさせない。
狙うは首の付け根、封印された鱗と鱗の隙間の一点。
俺は駆け上がりながら、右手のロングソードに、残る全魔力を注ぎ込んだ。
「おおおおおおっ!」
刀身から蒼い光が噴き上がった。
光は実体を伴って伸び、数メートルに及ぶ巨大な光の刃へと変貌する。
「断ち切れ、
俺は跳んだ。
蒼い残光を残し、空へと躍り出た。
巨大な光の刃が唸りをあげる。
銀蒼の軌跡が弧を描き――首が飛んだ。
爆発は起きない。
封印された鱗は沈黙したまま、巨体はゆっくりと崩れ落ちていく。
竜の血が雨のように降り注ぎ、銀蒼の鎧を赤く染めた。
熱と血の匂いの中で、ようやく静寂が訪れる。
「やったね、おじさん!」
戦場の向こうから、あいつの声が飛んでくる。
魔銃を肩に担ぎ、煤だらけの顔で、いつもの調子で笑っていた。
「何度も言うが、まだ四十前だ。おじさんじゃない」
「何度も言うけどさ、十六の私からしたら、もう立派なおじさんだよ?」
「うっ、そ、そうなのか……」
思わず唸ると、彼女は吹き出した。
「なにそのショック受けました顔。今さらじゃん。初めて会ったときから、ずっとおじさんって呼んでるでしょ?」
「呼ぶなと言ったはずだ」
「はいはい、『心はまだ青年』ね。わかってるって、おじさん」
「……人の話を聞け」
肩をすくめる俺を見て、彼女はお腹を抱えて笑い出した。
さっきまで死線をくぐっていたとは思えない、無邪気な笑い声だった。
その笑顔を見ていると――ほんの少しだけ、この血塗れの世界も悪くないのかもしれない、などと場違いなことを考えてしまう。
だからだろうか。
物陰でうごめく、小さな影に気づくのが遅れたのは。
「……クルルッ、ギャアアッ!」
耳をつんざくような、甲高い絶叫。
崩れた瓦礫の陰から、小さな竜が飛び出してきた。まだ鱗も柔らかい幼生だ。
子竜は動かなくなった母竜にすがりつき、涙を流しながら振り返る。
その赤い瞳が、俺たちを親の仇として睨みつけていた。
そこにあるのは、純粋な殺意と、煮えたぎるような憎悪。
――すまない。
謝罪の言葉は、喉の奥で消えた。
子竜の暗い復讐の炎が、最期の記憶として網膜に焼き付く。
直後、赤く染まった空も、焦げた匂いも、輪郭を失っていく。
「なんだ……?」
隣にいた少女に手を伸ばそうとした瞬間、指先から色が抜けていく。
視界の端から白が広がり、戦場そのものが薄紙みたいに剥がれていった。
最後に耳に残ったのは、あの子竜の悲痛な叫びだけ。
それさえも、やがて白に呑まれていった……。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「……っ」
目が覚めた。
気がつけば、俺は真っ白な大地に立っていた。
何もない。青空と白い大地が、ただ無限に広がっている。
衣服すらない。あるのは、戦場で鍛え上げられた肉体と、数え切れぬ古傷だけ。
それだけが俺の存在を証明していた。
「……ここはどこだ」
記憶は霞み、名前すら出てこない。
ただ、網膜に焼き付いた残像――血の匂いの中で笑う少女と、俺を睨みつける子竜の眼差しだけが、棘のように突き刺さっている。
だが、思考がまとまるより先に、身体が勝手に動いた。
見知らぬ場所に放り出された事実が、眠っていた騎士としての防衛本能を叩き起こす。
三百六十度、三キロ先まで――気配なし。
視界ではなく、骨の髄まで染みついた『戦場勘』がそう告げていた。
「なるほど。肉体を失ってもなお、警戒を解かぬか」
背後からかけられた声に、俺は弾かれたように振り返る。
そこには、杖をついた老人が立っていた。
気配はなかった。いや、今も感じない。そこに「在る」のに、風景の一部のように希薄だ。
柔和な笑みを浮かべているが、その双眸だけが氷のように冷たく、俺を値踏みしている。
「誰だ」
俺が身構えると、老人は愉快そうに髭を撫でた。
「ワシか? この世界の管理者……お主らの言葉で言えば『神』、あるいは『悪魔』にあたる存在じゃよ」
「神……?」
「そう。お主のような『迷い人』を拾い上げるのが仕事でな」
老人はコツン、と杖で何もない空間を叩く。すると空中に不可解な文字の羅列――俺の戦歴らしき映像がホログラムのように浮かび上がった。
「ふむ、魂に刻まれた
老人の言葉が、霞んでいた遠い記憶を刺激する。
そうだ、俺は戦って、そして――。
「……俺は死んだのか」
「ああ、魂だけの存在となって、時空の狭間を漂着した。本来ならそのまま消滅するはずじゃったが……お主、妙な『鎖』に繋がれておるな」
老人の視線が、俺の魂の奥底を覗き込むように細められた。
「これほどの修羅が、なぜ現世に留まろうとする? 何がお主を縛り付けている?」
問いかけられた瞬間、脳裏に浮かんだのは、戦場の記憶ではない。
もっと温かく、柔らかな――陽だまりのような記憶だった。
「……あの子だ」
自然と、その言葉が口をついて出た。
「あの子は無事か!」
「ほう、……なるほど、それが理由か」
老人は空中に指を走らせ、別の映像を呼び出す。
そこには、俺の名を呼びながら泣きじゃくる、少女の姿が映っていた。
「安心せい。命はある。せいぜい膝を擦りむいた程度じゃ」
その言葉を聞いた瞬間、張り詰めていた糸が切れ、俺はその場に膝をついた。
全身から力が抜けていく。
無事だ。
それだけで、胸の奥が熱くなる。
「だが面白いものよ」
頭上から、老人の含み笑いが降ってきた。
「かつて世界を敵に回した『狂犬』が、最期は一人の少女に拾われ、あまつさえ『忠犬』として生涯を終えるとはな」
「……あの子は俺に光をくれた。何もかも忘れて野垂れ死にかけていた俺を拾い、家族として迎えてくれたんだ」
俺は拳を握りしめる。
血塗られた騎士の記憶など、とうに彼方にあった。俺にあるのは、あの子と過ごした温かな日々の記憶だけだ。
「六年間、片時も離れず共に過ごした。俺にとって、あの子が全てだ。放っておけるはずがない」
「クク……皮肉なものよ。修羅の魂が、愛を知ったか。ならば見せてもらおう」
老人が杖を振り上げると、白い大地がガラスのように透け始め、眼下に広大な世界が映し出された。
見たこともない街並み。行き交う人々。そして剣と魔法が交差する大地。
「神器オンライン――人間どもが夢中で遊ぶこの『箱庭』で、お主がどれほど足掻けるか」
「箱庭……? 遊戯だと?」
「そうだ。ワシにとっては、神なる器を探す実験場に過ぎん。だがお主は、駒として悪くない」
老人の目が、楽しげに歪んだ。それは神の慈愛などではない。新しい玩具を見つけた子供の目だ。
「駒だと?」
「な〜に、退屈しのぎさ。そうさな、お主は猟犬。簡単に死なれても面白くない。ならば相応しい姿を与えてやろうかの。――その忠誠心に免じて、再び犬として転生するがよい」
「……俺を笑いものにする気か」
俺が睨みつけると、老人はニヤリと口角を上げた。
「何を怒る必要がある? お主、騎士として死んだあと、直前の生では『ただの犬』としてその娘に飼われておったろうが」
「――っ!?」
その言葉に、雷に打たれたような衝撃が走る。
封じられていた記憶の蓋が吹き飛んだ。
そうだ。
俺は騎士として死んだあと、一度転生している。
日本の、とある家庭の愛犬として。
雨の日に拾われ、温かいミルクをもらい、小さな手で頭を撫でられた。
戦場ではない。陽だまりの中で、あの笑顔を守るためだけに生きた六年間。
「そうだ……俺の名前は……」
その時、耳に声が届いた。
「助けて! コタロウ、お願い!」
少女――リンの必死な叫び。
さっき闇の中で聞いた声と、まったく同じ震え方だった。
「さあ、猟犬よ、行くがいい! そしてワシを楽しませろ!」
高笑いと共に、足元に魔法陣が浮かび、光が俺を呑み込むと、肉体が変わっていく。
元の体とは似て非なる姿……だが構わない。
それがあの子を守る力になるのなら、どんな仕打ちだろうが喜んで受け入れよう。
神が何を企もうが、今度こそ俺が必ず守り抜く。
たとえこの身が、鋼鉄の怪物に成り果てようとも。
俺の意志は、揺るがない。
「――リン」
二度と、大事な者を失わせはしない。
『必ず守り抜け!』と魂が吠えた!
「ワンッ!」
電子音が脳内で弾け、草の匂いと風の感触が戻ってきた。
俺は鋼鉄の鎧を纏った犬となって光の中から飛び出した。
メタルボディを輝かせ、ウサギもどきを吹き飛ばし、リンの前に立ちふさがる。
「グゥゥッ! ワンッ!」
異世界から転生した猟犬の騎士――俺は再び、彼女を守るために牙を向いた。
涙ぐむリンの瞳が、まっすぐ俺を見つめている。
その光を二度と失わせはしない。
たとえこの世界が神の『箱庭』であろうとも、騎士として果たせなかった誓いを、今度こそ果たす。
この牙、この剣、すべてを捧げよう。わが主――リンのために!
…… To be continued
次回予告
桜舞う季節、ついに高校生になったリンは、入学初日から寝坊していた!
レベルも順調に上がり、ついにレアクエストクリアーに向けて動き出す。
果たして、無事にクエストをクリアーできるのか?
新たなる冒険が始まる!
次回、『リンと初めての高校生活―ちっぽけな願い―』
虚構が軋み、心が吠えたとき、世界は書き換わる
――――――
これにて第1章『愛犬転生編』は完結です!
ここまでお読みいただきありがとうございます。
コタロウの騎士としての過去、そしてこれからの二人の冒険を応援してもいいよ!という方は、
今のうちに【★★★】を入れていただけると、第2章の執筆速度が3倍になります!
何卒、応援よろしくおねがいします!
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