記憶に無くとも心許せる相手

古く歪んだしきたりに抗う少女の努力を描いた恋愛作品です。

主人公は記憶喪失の少女。長く続く謎の体調不良の療養のため、祖父の家である小さな村へ移住します。

村人は一見すると優しい人ばかり。しかし、どこか隠し事の気配が感じられ、主人公は仲良くする気持ちになれません。

けれども、唯一とある少年とだけは良好な関係を築くことができ、主人公は彼との交流に多くの時間を割くようになります。

村での暮らしを続ける内に、少しずつ耳に入ってくる不穏な言葉。

初めての出会いだったはずなのに、昔馴染みのように心許せる少年。

村が隠す秘密とは何なのか、主人公の記憶喪失の原因は何なのか。

ぜひ読んでみてください。