みんなが幸せになれますように。大森靖子の「君と映画」を聴きながら書いた文。

Unknown

大森靖子の「君と映画」を聴きながら書いた文。

若い女性が無言でODしている動画をYouTubeを見て、ボロボロ泣いてしまった。綺麗なネイルと、どんどん押し出されていく白い錠剤。大森靖子の「君と映画」がBGMとして流れていて、動画の後半では、そのODしてる女性が独りぼっちで泣いている声が聞こえた。


俺まで辛くなってきて、色んな痛みを思い出したから、泣いてしまった。


ああ、わかるよ。という気持ちになった。


俺もODの経験は沢山ある。そうしないと辛すぎたから。現実を生きるのが辛すぎたから。


「あめふるひのこと」というユーチューバーの、「多分消される」っていうタイトルの動画です。


数時間前、無事に妹が赤ちゃんを出産した。家族のLINEグループで、赤ちゃんと、その横で幸せそうに笑う妹の写真が送られてきた。赤ちゃんの写真がたくさん送られてきた。とても可愛かった。


こんな、おめでたい日なのに、俺は死にたいと思って、酒を飲んでいる。


妹や姉が幸せになれるなら俺はそれだけでいい。俺の幸せなんか要らない。俺は幸せになる資格が無い。涙と鼻水が止まらない。


俺の文をこうやって読んでくれる人にも、幸せになってほしい。


俺の文を読んでくれるという事は、少なからず俺と共通する点があるという事だと思う。


なんで、生きるのってこんなに苦しいんだろう。どうして涙が出るんだろう。何が辛いんだろう。敵なんてどこにもいないのに。みんな優しいのに。どうしてこんなに生きるのが辛いんだろう。どうして、こんなに涙が出るんだろう。


来年の3月に東京のNHKホールで「syrup16g」の結成30周年の記念ライブがある。無事にチケットを取れたから、そのライブの日までは生きたい。


それから先の事は、わからない。


もしかしたら俺はこの世にいないかもしれない。


生きるのが辛いよ。


いつも独りぼっちだよ。自業自得だけど。


今日は仕事を休んだ。何日も着替えてない真っ黒な服のまま、ボサボサの髪でドラッグストアに行って、ストロングゼロを6本買ってきた。今、それを飲んでる。ロングピースも買った。


人目なんかどうでもよかった。俺の臭いもどうでもよかった。何日も風呂に入れていない。


愛されたかったな。


愛したかったな。


でも、普通の愛し方が分からないんだ。最後はいつも傷付けるばかりで、いつもいつも、なにもできなかった。辛い。


でも、こんな俺でも、ネットの文章を通じて他人を救う事は出来た。でも俺自身を救う事は最期まで、できなかった。


今まで、12年間、こうやってネットで細々と活動してきた。俺に命を救われたと言ってくれた人がいた。神のような存在だと言われた。天才だと言われた。文豪だと言われた。嬉しかった。


でも、もう生きていくのが辛いんだ。限界なんて、とっくに過ぎてる。俺はもう、壊れきってる。


俺は死ぬタイミングを探している。


俺が死んだら家族は悲しむだろうな。悲しむ家族がいるだけ、俺は恵まれてるな。


読者さんも悲しんでくれるかもな。


でも、涙が止まらない・


仕事は休んだ。


妹が赤ちゃんを産んだ。とてもかわいい。


でも、心が痛い。


ごめんね。


俺は産まれたくなかった。


なんでこんなに生きるのが辛いんだろう。


幸せって、なんだろう。


何が正しいんだろう。


何が間違っていたんだろう。


ただ、普通に生きたいだけだった。


大森靖子の「君と映画」を聴いて、泣いている。


みんなも聴いてみて。とても歌詞が良い曲だから。


俺の人生は、不器用な失敗だらけだった。ただ愛したいだけだったのに何回も傷付けた。何一つ上手くいかなかった。


死にたくて死にたくて仕方ない。


でも、この文を読んでくれるあなたには、幸せになってほしい。


身勝手だな。俺は死にたいくせに。


でも、みんなが幸せになれますように。


泣いている人がみんな笑えるようになりますように。


この文を読んでくれたあなたが幸せになれますように。


俺は何もできないけど。


あなたの願いや夢が叶いますように。


あなたが笑えますように。


あなたが幸せになれますように。


大好きだよ。みんなのことが。一人一人が、俺にとって、かけがえのない存在だ。


あなたという他人が存在しなければ、俺という存在は成り立たないからだ。


愛してる。


愛し方は分からないけど、それでも愛してる。


みんな幸せになれよ。


俺の分まで幸せになれよ。そうしないと許さないからな。


大好きだよ。死んでも変わらない。


生きててくれて、ありがとう。


産まれてくれて、ありがとう。


ボロボロ泣きながら、この文を書いた。


この文が、俺という存在が、あなたの心に残ることを祈ってる。


あなたの幸せを祈ってる。


あなたはきっと、俺の幸せを祈ってくれる。


だからもう少し頑張ってみる。









終わり ~大森靖子の「君と映画」を聴きながら~

















  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

みんなが幸せになれますように。大森靖子の「君と映画」を聴きながら書いた文。 Unknown @ots16g

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ