さすがにプロレベルでは違う。導入部で今後の不穏さを混ぜ、誰だという謎めいた人物や警護の優秀さまで、さらっと示してある。アマチュアで、これからファンタジー作家を目指しているなら、一読しておくべきだ。
口調の軽い男と、踏ん張ってきた女騎士の噛み合わなさが、じわじわ不穏に変わっていく構図が上手い。読み終えたあとに残るのは、「あれ、どっちが檻の中だった?」みたいな感覚。タイトル通り、嗤っているのは誰なのか――続きを引き寄せる引力が強い作品。