素直になれない男(女装趣味)、ワンコ系に懐かれました。

@Hokononn

第0話 大雨注意!


ある亡くなった友人の男性の葬式に来た。

何やら電車の線路に落ちてしまったらしい。

彼の遺影はとても綺麗な笑顔だった。


外は雨が降っていた。

私は頭を冷やそうかと外に出ると、傘を

忘れてしまった事に気が付いた。

まあ涙を隠すのに丁度良いと思ったが、

今、私は女装をしている。

メイクが取れてしまうのは少々…困る。

一緒に来ていた友人と相合傘等は以ての外。

どうも仕方が無く雨に打たれていると、

同じ大学の…なんだっけ、知らない人が

こちらに駆け寄って来た。

「大丈夫ですか!?」

と、大学の青年は心配そうな表情でタオルを差し出して来た。私は大学の時は男性(通常)の姿だからかこちらの事は知らないようだ。

てかやっぱ身長高いな…私170cmは

あるのに。180cmか…?…まあ良いか…。

「あ、ありがとうございます…」

と、感謝をした後私はタオルでウィッグだけ

拭いた。メイクを落としてしまったら私の

正体がバレかねない。すると青年は

「待って!顔も拭かないと!」

と、私の顔をタオルで拭ってきた。

私のすっぴんが不細工でも良いのか?

良いと思ってんのか?あんたは。

「ちょっ…あ、ありがとうございました!」

俺は顔を隠して慌ただしく逃げ帰った。

彼はぽかんと口を開けて固まった。


家に帰ると俺は洗面台の前に立ち止まった。

自分の顔を確認するためだ。

俺は鏡を見ると、まるで自分とは思えない程頬から耳まで真っ赤に染まっていた。

段々鼓動が速くなる。



そう、恋に落ちたのだ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



こんにちは、メイクを良く知らない人です。

そして初投稿です。

今回のお話どうだったでしょうか?

深夜に書くと変になってしまうのでこういう

シリアス系は出来るだけ夕方に書いてます。

ではまた、私は課題に追われているので。




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