異世界×修理屋という新機軸!
剣でも魔法でもなく「壊れたものを直す」スキルで異世界に挑む中年整備士の物語。家族を守って命を落としたはずが、娘が作ったゲーム世界で目覚める――その導入から心を掴まれます。
泣ける家族愛とモフモフ癒し
妻を亡くし、娘との関係もギクシャクしていた主人公。愛犬ポメラニアン「くーちゃん」だけが家族の絆を繋いでいた――この設定が序盤から胸に刺さります。異世界で出会う神獣もくーちゃんそっくりで、戦闘中も癒しパワー全開。モフ好きは必読です。
社会派要素も光る骨太ストーリー
ただの冒険譚じゃありません。村の聖水装置を直す展開で、腐敗した権力構造が浮き彫りに。「わざと壊して利益を得る」リアルな悪が描かれ、主人公が職人の矜持で立ち向かう姿が熱い!
1話から、いい意味で裏切られました。
異世界転移のファンタジーだと思って読み始めたのに、
冒頭から「家族の人間ドラマ」が描かれ、
主人公が抱える痛みと優しさが一気に胸に刺さります。
そして、聖獣クーネルが“ボーロを助けるかどうか、の究極の選択で、物語の方向が変わるのがドキドキでした。
中盤の「街を修理する」エピソードは特に好きです。
戦うのではなく、直すことで救っていく職人の誇り。
この作品が大事にしているテーマが力強く伝わってきます。
くーちゃん(クーネル)が可愛いだけでなく、キャラクターたちの心が丁寧に描かれ、
読み進めるたびに優しさと熱さが積み重なっていく作品です。
喪失を抱えた父と小さな相棒ポメラニアン――この二つの視点が、読者の心を一気に物語へ引き込みます。日常の温もりから一転、思いもよらない“転移”が起きる導入はスムーズで、切なさと希望が同時に胸を揺らすシーンが続きます。
父の不器用な優しさ、娘とのすれ違い、そして“壊れた世界を直す修理屋”という主人公の職業が物語全体に温度を与えていて、とても魅力的です。
さらに相棒であるくーちゃんが、ただのマスコットではなく物語を支える大切な存在として光るのも本作の大きな魅力で優しさ/家族愛/冒険が丁寧に混ざり合う、本当に心に染みる作品です。
初見の方にも強くおすすめできます。