2日目 恐怖の裏山[本当の真実](前編)

2日目、

僕は、村長の家に向かった。

早朝だからか、村の中はシーンとしていた。

そして村長の家に着き、鐘を鳴らした。

すると、村長は家から出てきて、僕をすぐに家の中に入れました。

僕がびっくりしていると、村長は言った。


村長(なぜ、早朝に外に出たんだ!)


いつも温厚な村長だが、この時は怒っていた。

でもなぜ、早朝に外に出てはいけないのかわからなかった。

すると、村長は説明した。


村長(早朝に外に出ると、化け物が徘徊していることがあるんだ。)


僕(化け物…?)

 (もしかして、刃物を持った大男ですか?)


村長(まさか、あの裏山に入ったのか⁉︎)


僕は(うん)と言うと村長はさらに怒った。


村長(あそこには(立ち入り禁止)の紙が貼ってあったはずだ。)

  (そのぐらいあそこは危険なんだ。)


でもなぜ、あの大男は裏山に入ってきた人を殺しているのだろうか。

と疑問に思って村長に聞いてみた。

すると村長はこういった。


村長(あの大男は私の息子だ。だが、友達からのいじめが原因で、

  あの裏山にこもってしまった。それでも、そのいじめっ子たちは、

  あの裏山に行ってさらに私の息子をいじめようとした。

  だが、私の息子は、いじめられたことにより、負の感情が強くなり、

  理性を失い、獣化していた。

  そしてそのいじめっ子達は、あの裏山に入ったが、

  私の息子の姿を見るまでもなく、私の息子に殺されたんだ。

  だからもう、殺されないように、

  あの裏山を立ち入り禁止にしたんだ。)


『あの大男は村長の息子さんだったんだ』と驚きつつ、

こう言った。


僕(でも、息子さんはこれからどうするんですか?)


村長(あの裏山に入って息子と話し合いをすると少しずつ、

  負の感情を減っているなと感じたから、

  少しずつではあるが理性を取り戻しつつあるんだよ。)


それを聞いてほっとしたが、

僕は(もう少し理性を取り戻す方法はないのか)と聞いてみた。

すると、


村長(1つだけ方法がある。だが、とても危険だ。)


僕はゴクリと息を呑みながら、

(やらせてください。)と村長に言った。


村長(よろしい、じゃあ明日もう一度私の家に来なさい。)





  



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