第4話

青海

次に行われる秋の大会も勝てるでしょうかね。

一応、夏の大会には勝てはしましたしね。


糸形

まあね〜!

それは確かに。

でも油断はならないよ〜。

好敵手(ライバル)は手強いからね〜!


青海

手強い?

そうなんですかね。

なんか、わたし・・・最近手応えを感じないと言うか、勝っても虚しいというか。


糸形

・・・それ、マジで言ってる?


青海

はい、大マジです・・・。


糸形

天才は・・・言う事が違うな、やっぱり。


青海

よく言われます、悪い意味で。

そういう所、『ハマヤ』に注意されていました。

受け入れてくれてはいましたけどね。


糸形

あ~『ハマヤ』君ね。

あの。

あの子だったら青海ちゃんの天然な所をさ、面倒見てくれそうだもんね。


青海

はい、『ハマヤ』はそういうやつなんです。





『ハマヤ』という単語がいきなり出て来てびっくりするかもしれない。

だが、私は知ってる。

優越感に浸る訳ではない。

『ハマヤ』とは私の友達の名前だからだ。

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アオミ 矢野 優希 @yano89

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