明るい、甘い恋愛

「政略結婚なんて、絶対に嫌だと思ってた。……でも、今はそれで良かったと思ってる。だって、君という愛しい人に出逢えたから」


「あの、初めて話した時からずっと! ずっと、君のことが好きでした! よければ僕と、付き合ってください!」


「だーい好き! 君のどんなところも、大が百億万回以上付くくらい、だーい好き! あ、無限大数だーい好き!」


「例え周りに何と言われようとも、僕は君のことを愛してる」


「どんなに遠く離れていても、君のことを想ってる」


「ねえ、僕ほんとに君が好きだよ。ほんとにね、出会った瞬間から好きだった」


「君の全てが大好きだ! 何よりも何よりも、ずっとずっと大好きなんだ!」


「ずっと変わらないものがある。――愛だ。これはずっと昔からあって、これから先も絶対に消えることがない。僕の愛も、同じように絶対に消えることはないよ」


「大丈夫、心配しないで。ぼくはどこにも行かないから。ずっと、そばにいるよ。毎朝同じように起きて、一緒にご飯を食べて、楽しいことをたくさんしよう。そして同じベッドで寝て、また綺麗な朝日を浴びて起きよう。一緒のお墓に入るまで、そうやって幸せに暮らそう。約束」


「君の夢はなあに? ……そうなんだ、素敵な夢だね。君らしいよ。応援する。……ん? 僕の夢はなにかって? ふふ、それはね、君と一緒になることだよ。じゃーん。秘密裏にぷろぽーず準備してたんだ。きれいなお花でしょ? ……受け取ってくれる?」


「あの、これ落とされましたよ、ハンカチ……。な、なんてかわいい人なんだ。よければ僕とお付き合いしていただけませんか?」


「うー、寒いねー。っくしゅ。あ、ティッシュくれるの? ありがと。君っていつも準備いいよね。わたしが鼻水垂らすの分かってたの? ……『好きだから』って。ほんと、ほんと……わたしも、大好き……」


「僕から君に、ご褒美! ででーん。愛する君へ三種のアイスの盛り合わせです。えっ、ちょっとくれるの? 君が食べていいのに……。じゃ、じゃあ貰うよ、ありがとう。……僕にあーんするのが目的だったでしょ」


「あの、たまには甘えても、いい?」


「いつもありがと。ハグあげる。……ハグ返された。じゃあキスあげるもんねー」


「ねえお姉さん、今日のデート楽しみにしてた? 僕はすごーく楽しみだったよ。お姉さん、どんなかっこで来るのかなーって。……うん、めっちゃ可愛い」


「僕でよけりゃ、なんでも力になるよ。お姫さま」


「君の低い声が好きなんだ。君の声は落ち着くし、とても安心する。なんでだろうね、まるで僕にだけ効く魔法みたい」

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