第2話 互いの理解・文明の進歩

すると、その物体はついにジャクの前で喋り始めました。


??(何が目的なんだ?)


『こいつは喋れるのか⁉︎』とびっくりしつつも、


ジャク(僕たちのエネルギー源を確保する事だよ)


そう答えるとその物体はこう言った。


??(なぜ、この僕を捕まえたのかい?)


ジャクはその答えを言うのに少し黙ったがまた口を開いた。


ジャク(君が僕らの最大級のエネルギー源になると思ったからだよ。)


すると、その物体はびっくりした様子でこう答えた。


??(僕はエネルギー源なんかじゃない!)

  (僕はこの宇宙に極わずかにしかいない生命体だ!)


ジャクはさらに驚いた。

こんな光ってて丸い物体が生命体だったなんて。

困惑しているジャクをよそにその物体はまた喋り始めた。


??(僕の名前はラキ。)

  (僕たちの生命体は、星の周りを散策して、

  獲物を見つけて取り込む事で、生命を維持してきたんだ)


ジャクはラキに、『星の周りを散策していたのなら、なぜ宇宙を漂っていたのか』

と聞いたみた。

そしたら、ラキはこう言った。


ラキ(移動は基本、ジャンプして動くんだけど、重力の関係でたまに飛び過ぎて、

  星の外へ行ってしまうんだ。)


ジャク(それをたまたま僕が見つけて倉庫に運んだって訳か)


ラキは『うんうん』とうなづいた。


ジャク(でもこれからどうしていくのさ)

   (星に住むっていっても、必ずしも安全とは限らないよ。)


ラキはその言葉を聞いて悩んだ。

そこで、ジャクは一つの提案をした。


ジャク(君たちの生命体と僕らの生命体で共に過ごそう。)


ラキはその提案を聞いて驚いた。

自分の意見を納得し、改善策を見出してくれたのだから。

ラキは当然、その提案を承諾した。

そして、ジャクの生命体とラキの生命体が協力し、新たな文明を築いていった。




そして月日は流れ、

あれから100年後、

その星の文明はどんどん進化していき、

種族は違うが互いに協力し、皆が笑顔で豊な星になっていった。





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 宇宙で見つけたもの タナシュン @Tanasyun

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