宇宙で見つけたもの
タナシュン
第1話 探索中に
とあるところに宇宙を旅する宇宙人がいた。
名前はジャク。
彼の目的は、自分たちが住むに適した星を探すことと、
自分たちのエネルギー源を確保することだった。
今日もそれを求めて宇宙を彷徨っていた。
ジャク(今日もないな〜)
(もう少しでエネルギー源が底を尽きるから、
なんとしても確保したいんだけど…)
その時、向こうで何かが光っているのが見えた。
『よし』と思ったジャクはその光っているものに近づいて行った。
??(ピピッ ピッピピッ)
ジャク(なんだこれは?)
それは光っていて丸いボールのような形状をしていた。
ジャクは『もしかしたら、最大級な発源力なのでは』と思い、
自分の倉庫に行き、厳重に保管しました。
ジャク(今日は大きな収穫があったな〜)
(この調子で明日も頑張るかー)
そして、今日はいつもより早めに就寝しました。
一方その頃、倉庫では、
今日ジャクが持ち帰った光る丸い物体が、
この倉庫から出るために暴れていました。
??(なんてこんなに厳重なんだ!)
その時、((ガチャッ))と鳴り、倉庫のロックが解除されました。
そして、『チャンス!』と思った光る丸い物体は倉庫から逃げ出しました。
??(じゃあな、宇宙人)
そして次の日、倉庫を見たジャクは驚きました。
倉庫内がめちゃくちゃに荒れていて、昨日見つけた物体が無くなっていることに。
ジャク(そんな…)
(せっかく見つけたのに…)
ジャクはこの事に落ち込みながらも、またエネルギー源探しを再開しました。
すると、少し遠くではあるが、昨日見つけた物体がこの宇宙を、漂っていました。
また保管しておこうと思ったジャクは、その物体を確保し、昨日よりももっと厳重にし、倉庫に収納しました。ただ、これだけだと昨日見たいに何も手がかりを得られず、また荒らされると思ったジャクはカメラも設置しました。
そして就寝しました。
??(動くか)
(いやーやっと動ける〜)
(でも問題はここからだよな〜)
(どうやってカメラを掻い潜ろうか…)
そして思いついたのです。
カメラを死角を利用し、倉庫から出る事を。
そしてまた逃げれると思った次の瞬間、
何かに引っかかりました。
それはジャクが犯人を絶対に逃がさないという執念で作ったものでした。
そしてその作戦にまんまと引っかかった物体は抜け出せないまま、
ジャクが来るまで過ごしました。
そして次の日、ジャクはまたびっくりしました。
なぜならジャクは、その物体がなくなったのは、
誰かが盗んだんだと思っていたからです。
それなのに、今見ている光景はその物体が、
自分の意思で、逃げだそうとしている様子でした。
ジャク(……)
ジャクはあまりの驚きに何も言葉を発せずにいました。
すると、その物体がついにジャクの前で喋り始めました。
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