第4話 僕は、両親が大嫌いだ。
僕は、絶対に曲げない信念がある。それは、自分好きなことに夢中であるということだ。だから、社会に出て、袋叩きにされ、奴隷のように働かされ、理不尽な目に遭い、精神障碍者になった。嫌われるし、ストーカーに追われて、煙草と、コーヒーがやめられない。僕は、文学と音楽もやめられない。もう、人生になっちゃった。
自分が好きなことに夢中であること。どうやら、就職氷河期を生き抜いた世代の人は、みんなそういう性分のようである。つまり、全員が、わがままである。しょうがないだろう。自分が生きることに精一杯の時代を生きたのだから。上司に、世間に、先生に、そして、両親に、かなり、鞭を打たれ、かなり袋叩きにされた。精神障碍者でありながら、理不尽な目に遭ってきた。
現在でも、理不尽な目に遭っている。とにかく、僕は、ストーカーにやられる。なぜだか知らないが、僕が、「てめーなんか嫌いだ!」と言っているのに、「ありがとう。」なんて言って、ついてくる意味の分からない野郎に、しつこく、追い回されるのである。またほかのところで、僕が、キレて、「君は変態かよ。」と言ったら、「はい。そうです。」なんて言う輩もいて、もう、何が何だか、さっぱりわからない。もう、気が狂いそうである。理事長に訴えても、取り合ってくれるはずもなく、裏切られる。スタッフは、仕事に忙しい。世話人さんは、他のメンバーの相手をする。僕の事なんて、ほっとかれる。だんだん瘦せて、やつれてきた。なんとかせねば!あわてるな!
つまり、全員が、自分の仕事に夢中なのである。
僕は、お父さんとお母さんが、大嫌いである。僕の好きな音楽と文学と恋人を否定したからである。とにかく、なぜだか知らないが、幼いころから、僕が、自分で考えて、やることなすことを全部否定するのである。頭ごなしに否定して、両親の言うことを聞けと、絶対服従させられるのである。もう、人格否定も甚だしかった。未だに、僕は、両親の奴隷である。いつになったら、僕は、解放されるのだろう。まるで、僕は、家畜である。僕が気に入ったことが、両親には気に入らないらしかった。僕が好きなものが、両親は気に食わないのである。両親が好きなものを、僕は洗脳されて、好きにさせられた。僕は、洗脳されやすいのだ。だから、僕は、家族が嫌いだ。結婚が嫌いだ。妻子なんて、どうでもいいわ!僕には、無理だった。もう、いいわ。諦めます。男にはなれません。絶対に、僕は、両親の墓には入りません。両親の遺産もいりません。貰っても、全部社会のために寄付します。その方がいい。みんなが喜ぶ。
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