淡い感情が筆致とともに積み重なっていく時間の流れが、とても静かで切なく響きました。視線も言葉も届かない距離感のなかで、それでも描くことで繋がろうとする心が、丁寧な描写の中にそっと息づいていました。余白の多いやり取りが、胸の奥に残る余韻となり、作品の題名がやわらかく響くような、そんな印象でした。