第25話 罠カード発動。落とし穴!3
あれから1時間、壮真たちは落とし穴を何とか修繕した。
「ふー、何とか修繕出来たな。」
「すまないのだ・・・」
壮真が横を見るとサーヤが体育ず割をしてしょんぼり落ち込んでいた。それを見た壮真は、
「もう気にしなくていいぞ。ある程度は予測はしていたから。」
「むう、それじゃあ私が絶対に罠にかかると予測していたみたいではないか?」
「実際その通りだったろ。」
「くやしいがその通りだ・・・」
ふくれっ面のサーヤを見て、やれやれといった表情で壮真は
「ほら、練習するんだろ?もうに気にしてないからやってみろよ。」
「本当か?♪やってみるのだ。」
壮真の言葉で機嫌が直ったサーヤは剣を持ち罠の前に立った。
「よし、では行くぞ。」
サーヤは剣を握りしめ緊張した表情で振り上げた。
「ふっ!!」
サーヤの掛け声とともに振り下ろされた剣は起動用のロープを断ち切った。
ビュンッッ!!!という音と共に先ほどと同じように杭が射出された。
「やっぱりすごいのだ、投石器をやっているような爽快感があるのだ。」
興奮しながらサーヤは壮真の手をつかみ振り回した。
「痛っ!!痛っ!ちょっとちょっと落ち着けって!手が外れる。」
壮真は振り回される手をほどき、罠に異変がないか調べた。
「うん、特に壊れている個所とかは無いな。先ほどと同じ場所へ射出されたし、また設置しなおして次の場所へと向かうぞ。」
「わかったのだ。」
二人は再び罠を設置し直し、後片付けをして次の場所へと向かった。
「次はB地点だな。」
壮真は地図を見ながら水筒で水で喉を潤した。サーヤもそれに倣って水筒を取り出し水を飲む。
「このままいくと、明後日ぐらいには罠が設置できそうだな。向こうについたら夜ごはんにしようか?」
「おお!今日は外で作るのか?野営をするのか?」
サーヤは目を輝かせながら壮真に聞いてきた。
「なんでそんなに乗り気なんだよ。野営はしないぞ。夜は危険だから。でもたまには外で夜ご飯てのもいいかなって思って、今日は外で焼き肉だ!」
『焼き肉』その言葉を聞いたサーヤは
「いやったー!!!!!!やきにくだー!!!!!!!!頑張るのだ!!!!美味しい焼き肉が待っているのだ!!!何をしているのだ!!!壮真殿早く行って設置するのだ!!!」
そう言って壮真の手を強引に引っ張った。
「痛っ!だから痛いって、焦んなくてもちゃんと焼き肉はするから。焦んなって。」
引っ張られること10分B地点に到着した。
「さあ、壮真殿罠を作るぞ。何をすればいい?早く終わらすのだ。」
早く早くとねだるサーヤを見て壮真は文句の一言でも言おうかと思ったがサーヤの期待するまなざしを見てあきらめた。
「とりあえず、落とし穴から掘ってくれ。俺は杭を作るから。」
「わかったのだ。任せるのだ。うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーー。」
叫び声と共にサーヤは穴を掘り始めた。その勢いは先ほどとは段違いで掘るスピードは約3倍ほどだった。
「あんまり飛ばし過ぎなくてもいいぞ。まだ時間あるし。肉は逃げんぞ・・・・って全然聞いてないな・・・まあいいか。こっちはこっちで頑張ろう。」
その後、なんと先ほどの3分の1の時間で落とし穴が完成した。
「やった―♪完成したのだ!焼き肉だ―!」
「まじかよ。さっきよりだいぶ早い時間でかんせいしたぞ。焼き肉パワーおそるべし。」
「壮真殿、約束通り焼き肉なのだ!」
「わかった、わかった。じゃあ俺はこっちで焼き肉の準備をするから罠の後片付けを頼むぞ。」
「任せておけなのだ。壮真殿は焼き肉を作ることだけに集中しておいてくれ。」
壮真は焼き肉の準備をし始めた、そしてその横でてきぱきと後片付けを行うサーヤ。期待に胸を膨らますサーヤにこの後あんなことが起こるとは・・・
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