『転生したら魔法ゼロだったけど、スラム街の美少女たちが可愛すぎて生きるのが楽しい』

魔法と剣がすべての世界。
魔力が序列を決める魔法国で、あたしは“魔法力ゼロ”の烙印を押された。
──転生社畜、佐倉結衣。35歳、趣味はスケベな妄想。
死後、魂の泉《エルディアウェル》で転生選定を受けるも、創設神ルビスの処理ミスで魔法力ゼロに。
代わりに授かったのは、現代知識スキル（医学・農学・機械工学・薬学など）だった。
魔法学園では即日退学。
追放された先は、魔法国の外壁内にあるスラム街──屋根もない、落ちこぼれたちの居場所。
でも、あたしは諦めない。
火魔法が暴発する少女、びしょ濡れになる水魔法使い、風でスカートしかめくれないエルフ、崩れる土像を作る猫娘。
彼女たちの悩みを、あたしの知識で少しずつ解決していく。
これは、魔法ゼロのあたしが、スラム街で出会った美少女たちと、優しさと知識で世界を変えていく物語。