・サンプル恵贈限界額
先日Nintendo Switch2用ゲームソフト『カービィのエアライダー』が発売になり、話題を集めている。
そんな中、マフィア梶田氏が本ソフトのサンプルをもらった、とXへ投稿していた。
ゲーム業界の事情には明るくないのだが、この「献本」のような慣習がゲーム業界にも存在していたのかと驚いた。
そもそも「サンプル」というのが製品版と同一なのかはわからないが、マフィア梶田氏は「すでに予約していたのでコレクションにします」と書き込んでいるため、製品版に近い形なのは間違いないだろう。
書籍や音楽CD、タレントのちょっとしたグッズなどであればわかるのだが、一本の単価が5000~10000円と比較的高額なゲームソフトという分野において、関係者間での「献本」がなされているとは思わなかった。
少し調べてみると、ある事典へ寄稿した執筆者が、それが2万円超の高額書であったため、献本ではなく執筆者割で販売との連絡を受けた、というエピソードをネット上へ投稿していた。
その是非は脇に置いておいて、2万円の本であれば出版側は献本をためらうということがわかる。
確かに書籍の相場において2万円は非常に高額であり、いくら執筆者相手といえど無料で配るような行為に踏み切りがたいのは理解できる。
しかし
これが
建築業界だったら……?
2021年の国土交通省の調査によると、土地ごと購入した場合の注文住宅の全国平均購入資金は5122万円だという。
たとえばその平均額を大きく下回る2500万円で新築一戸建を建築したとする。
そうなれば、建築に携わった関係者の方々に、その新築完成について御礼申し上げたくなることだろう。
すると
施工主や
建材業者や
土地の元の持ち主や
工事を受け入れてくれた近隣住民に
同じ家が
「献宅」されるのでは……?
まあ同じ一軒家は無理としても、たとえば寝室だけとか、庭だけとか、ガレージだけとかもらってるかもしれない。
「献宅」されてみたすぎる。いきなりインターホンを押されて、何かと思って応対したら献宅しに来ましたと言われたい。
しかも
それが
母屋でなく
「離れ」だったら……?
離れを献宅されてみたいものだ。
離れを献宅されて、「すでに母屋を建てていたのでコレクション置き場にします」と言ってみたいものである。
もし桜井政博氏が『カービィのエアライダー』の次は建築業界に参戦して、新たなカービィの一軒家を建築し、それをゆかりある方々に献宅する場合、献宅される部屋はトイレになるに決まっている。
それは
なぜかというと
ずばり
カービィの
手洗い場
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