第29話 終了

※ この作品は素人による拙い文章の空想創作物語です。



 攻撃目標の私が居ない事に驚く魔法使い達。

 上空には東京ドーム……例えが東京ドームばかりなので変えてみる。

 私は名古屋ドーム程の大きさの溶岩玉を作り出した。


 この巨大玉 しかも溶岩は試してみたい魔法だった。

 空中空間から現れる溶岩玉を見て魔法使い達は逃げる者。腰を抜かし失禁する者。老人魔法使いの指示で溶岩玉の落ちるのを止める者 様々だった。


 老人魔法使いも流石に恐怖を我慢して止めにかかる。

 止まる訳ない。

 重力魔法をかけている。

 たかがあの程度のレベルの魔法使いなど 溶岩玉の重さには耐えられない。


 そして定番ならこの時。ユックリとジワジワ落下してくる事になるだろうが 私は甘くないし これはリアルファンタジーだ!


 力を込めて速攻で落とした。


 地響き。地鳴り。静かな湖に石をひとつ投げ入れた時の波紋 その波紋に似た土埃が回りを襲う。

 それは暴風となって街の建物や人々。あらゆるモノを吹き飛ばした。


 しかし外回りには私の風の防壁をかけている。

 それに跳ね返され。街中は洗濯機の様に暴風が回転した。


 溶岩玉は50m程沈み割れた。


 そこには溶岩の大きな池が出来た。

 溶岩池から溢れ出た溶岩が街中に入って来る。


 溶岩は水では冷えない。自然乾燥しかない。

 もし人が生き残っていても。誰かが成そうとしても おそらく復興は無理だろう。


 私は暫く上空から街を眺めた。

 気がつくと辺りは日が沈み 暗くなっていた。

 溶岩の赤色が綺麗だ。

 

 暴風が落ち着いたので凱旋門があったであろう場所前に降り立ち倒れた。





 翌日。

 私は森の中に居る。

 殴られていた。

 相手は助けた元奴隷の女性達だ。


 拳で殴り足で蹴る。

 太い枝で叩き。

 石を落とす。 


 鼻は折れ。

 歯は折られ。

 目玉も枝で突き刺され。

 手足の関節も曲がらない方へ3人かがりで曲げられ折られた。


 喉を潰された私は声も出ず。

 ただ涙を流した。

 

 心の中で(許して…)(ゴメンなさい…)(助けて下さい…)と懇願するも。心を読んだかの様に見下し頭を足蹴りされ 唾を吐かれた。


 彼女達には 私が奴隷商人から助け自由にさせた事よりも 今迄の恐怖。怒り。憎しみ。怨みの方が勝っていたのだろう。

 その全てを今 私に向けている。


 私は魔法を使う気力を全て使い果たした。

 防御の膜は既に張られては居ない。

 激痛で気絶しては激痛で起きる その繰り返し。


 これは多くの人の命を奪った罰だろう。

 私の人生とはこんなモノだ。

 頭が陥没してるのが分かる。

 目眩もする。

 吐血もしている。


 人を無闇に助けるのは気をつけねば。

 最後に学んだ気がする。

 これで………………私の人生は終了

 

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