こんな時もたまにはいいかもしれない
「ってことで、かんぱーい!」
「「かんぱーい!!」」
「…」
パーティーメンバー全員でグラスを掲げる、
グラスが、ぶつかり合いガシャンと音が鳴る。
「というか、クロム君暗いよっ!」
「どうしました?酔いました?」
俺とノアさん未成年のはず何だけど。
「そうだそうだ、飲め飲め!」
「無礼講だぞ!」
「テンションあげてこー!」
「おー」
この、呑兵衛どもめ。まじで、ノアさんアルコール入ってないよな!?
「あっ」
「ん?私に対する愛の告白かな?」
「そんなこと言うわけないでしょ」
こんな、不審者に対して、告白する馬鹿いないだろ。
「いーや!クロムが告白するのは私だ!」
「クロム、これ食うか?」
「いや違いますけど。あっ、食べます。じゃなくて!」
「「「?」」」
「これ!好きなのどうぞ!!」
「「「猫のストラップ(根付)?」」」
なんだろう、やっぱりヒナタさんは東国の出身なんだなと感じる。
「いや、特に他意はないですけど、友好の印ってことで持っておいてください」
3人が驚いた顔で顔を合わせる。えー、俺なんかやらかした?
「「「あははは!」」」
「えっ!?」
「クロム、お前は乙女か!」
「私もクロム君がこんな可愛いの作れるとは思わなかった!」
「酒の肴には、もってこいの笑い話だな!」
「いや、笑わないでもらえます!?」
わりかし、真面目に作ったんだけどな。
「これ、大切にするね」
ノアさんが、ストラップを選んで自分の眼の前にぶら下げていた。
「じゃあ、あたしはこれだな」
「じゃあ、余はこれだ」
ノアさんから、黄色、紫、藍を取っていく、
俺は、最後の1つの白を手に取る。
「俺はこれで」
「じゃあ!改めてかんぱーい!!!」
「「かんぱーい!」」
やっぱり、この人達といるのは悪くないかもしれない。
「乾杯」
どうもアノ965です。今回の番外編は如何ですか
しばらくこちらの更新は無いと思いますが、楽しみにしてくれていただけたら光栄です。
本編を読んでない方はぜひ読んでみてくださいね
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ザコスキル『糸』 気まぐれ短編集 アノ965(アノマロカリス好きのくろこ) @966_Raian
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