第4話「何コレ!?謎の生物ですが。」
ナナナナナ〜!
こんちゃす! 冒険者でもありVチューバーのあたし、「七菜 なな」が今夜も楽しく配信していきますよぉ。
皆さんのお陰で、今最も人気がある配信者に選ばれましたっす!
本当に感謝です!! 3025票ですよ~! すごいっすよね!?
…ということで、感謝の気持ちをこめて、
今回は大人気の企画、「今人気がでそうな冒険者グループはなんだ!?」です。
よろしくっす! やっていくっすよ~
この1週間以内に登録したパーティーは、なんと12チームっす!
マジっすか!? 多いっすね~。
あ、コメントありがとうございます! 「タカノミ」さん、いつもありがとぉ!
え、プレゼント!! 「リッシュ555」さんもありがとうっす!
早速ですが、12位から発表するっす!
。
。
。
第12位。
……ブチッ
テレビの電源を切った、金髪エルフの少女が言った。
「は!? 名前がこんなにカッコいいのに、最下位とかオカシイ!!」
隣に座っている、少年は『だって、なんも活動してないじゃん。』と言った。
少年、バグはこの1週間でリッシュとも仲良くなり、敬語もだいぶなくなってきた。
バグは、記憶を取り戻すまでの間、リッシュと共に居ることを決めた。
しかし…
「ねぇ、バグ! 見て! ほら、ストームボールのいじり、成功したかもしれない!」
ドカンッ ボフッ 「うわ、土がぁぁ…助けて!土の手に捕まるよぉぉー」
『…。 』
リッシュは、魔法使いとして危なすぎる。でも、僕が魔法を使うことは禁じられている。
ナゼだろう…?
…多分、予想はつくけども。「私の立場取られたくないもん!!!!!」
★
「ねぇねぇ、バグ、魔物を倒しにいかない?」
『何で急に!?』
「なんも活動してないから、駄目なんでしょ」
『そうですけど…。 』
「じゃ、弱い奴から倒そうか。」
『スライムとかゴブリンだね!』
「…? ドラゴンを倒しに行こうよ」
『え。』
「レッツゴォォォ」
『弱いモンスターとは…?』
ー草原に到着
『どうするのですか? ここ、ゴブリンやスライムしか居ませんよ!!』
「ちょっとまってて…やりたいことがある。」
『はぁ…。 』 嫌な予感しかない。
「…召喚魔法〜♪」
『そこらのやつ、狩ってきますね…』
最近は、スキルもゲットして剣士としてレベルアップしていた。
ピギャァァァ
ピギャァァァ
グェェェ
ゴブリンって、こんなに断末魔やばかったっけ?
カッコいい断末魔だ!!
★
「太古の召喚魔法…。ドラゴン呼び出すぞ!」
緑の薬草を鍋に入れて、赤の薬草を粉にして鍋に入れ…
「ほぇぇぇ!? 間違ったよぉ」
★
『狩ってきたけど…用事は済んだ?』
「おう(汗)」
『?』
「ドラゴンを呼び出そうとして、失敗などしていないからな!!」
『……。 』
「ごめんなさい(_ _;)」
『で、何がでたんです?』
「コレですぅ」
彼女が指を指した方向には、謎の生物がいた。
ネギのような体、でも緑のところがピンクで、ウサギで、2mぐらい、目が3つ、手足がある
何だ、これは…。
『コレ、何ですか!?』
「分かんないのぉ~。でもね、懐いているよ」
グォォォォ
「ほら、パンチしてきた。懐いているよ~」
『それ、懐いているのか…?』
「だから、従魔にしようと思う。ドラゴンの召喚に失敗して、謎の生物が召喚されましたって言って。」
『
「名前…どうしようかな?」
『…。 』
「よし、ウサネギ!お前はウサネギだ」
『ウサギ×ネギか。 良かった…マシな名前で。』
「バグの中で、私はどんな奴なの!?」
『とりあえず、ギルドに行って登録しましょう』
ーギルド着
(これ、新種の魔物よ。リッシュ、あんたヤバいわね。今更だけど)
「え、新種?」
『…。 』
(発見したのは、あんたなんだから、種類名どうすんの?)
「ウサネギ…。 」
(従魔登録どころじゃないから、ヤバいかもね)
『あぁ、平穏な生活が。』
★
リッシュです! 召喚に失敗して、出てきたのは新種!?
これからどうなる!?
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