第21話 レイテ沖大海戦勃発ス(に)
「大統領閣下、大変です。」
「どうした?補佐官。またトーゴーが何かしたか??」
「その通りです。クラークフィールドを始めとするフィリピン全土の・・
空軍基地が・・・・・・・完全に壊滅しました。」
「???トーゴーは侵略はしないのでは無かったのか??」
「ハイ、ですが痺れを切らしたのでしょう。
マッカーサー元帥の非常通信で脱出を要請する電文が届いてます。
空軍基地壊滅と港湾施設壊滅で脱出手段が途切れたそうです。
またフィリピン沖にはJAPの艦隊が居座り、バターン半島に・・。」
「・・分かった・・・。SFに電文を打て。
フィリピン沖のJAPを滅ぼせ、行け!モンタナ!!」
「アイアイサ~~!!」
マッカーサーはマニラを避け、バターン要塞に逃げ込むと籠城するしか無かった。
バターンの砲塔は旧式の戦艦主砲と高角砲のみ。
一発撃つと敵戦艦が徹底的に反撃を加える。
苦戦が続くバターン半島だが、不思議と市街地には一切の攻撃を加えないのだ。
だが、愛するマニラ市民を巻き込む訳には行かないと考えるマッカーサーは、
苦しくてもバターンで耐えるしか無い。
そこへ・・。
「元帥閣下、朗報です。新型艦隊が急行してるそうです。」
何と大統領命令で新型戦艦がJAPを滅ぼす為に急行してると言う。
敵もそれを知ったのか。
攻撃が小型艦と爆撃機のみになり、戦艦が撤退してるのだ。
「やっとJAPを潰してくれるか??新型戦艦が・・・。」
マッカーサーは歓喜してた。
数日続いてた艦砲射撃で、心底疲弊し、反撃も不可能。
設置してた旧式砲台も艦砲射撃で破壊され、不思議と壕には当たらず。
マニラには空襲は無いのだが敵の重爆が常時哨戒してて、
バターン半島から脱出しようとすると爆撃を食わすのだ。
だがその苦しみも終わり。
祖国の大艦隊が我等を救ってくれるのだ。
マッカーサーは大喜びだったが・・・。
それは・・・
後書き
少し引っ張ります。(;^ω^)
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