第14話 沖縄へ行こう最終日&信じがたい言葉
朝起きると、雨は降っているが雷はなっていなかった。
そうして横を見るとスゥスゥと寝息をたてながら寝ているお嬢様がいて起こさないように布団からでて携帯を確認すると
メールー 1
それを、開くと旦那様からで
「帰ってきたら、大事な話があるって、奈織に伝えておいて」
確認したので「了解しました」そう返しておいた。
そして、起きたお嬢様にメールの件を伝えて昨日と同じようにご飯を食べ、片付けをしていると
「誠二、お見上げを買いに行こう」
「そうですね、買いに行きましょう」
そうして、ロビーにあるお見上げ屋さんでお土産を悩み考えそうして買い物を終え、チェックアウトして空港に行くと
「えぇー、帰りたくない」
「何、子供みたいなこと行ってるんですか?飛行機乗れなくなりますよ。」
「なんで、こんなに早く帰らなくちゃ行けないの?」
「旦那様から、早く帰ってこいって言われたからですよ」
「そっか、けど帰らない」
もう、いい加減らちが明かないので置いていくと「待ってぇ~」そう聞こうえたので一緒に搭乗ゲートに行き飛行機に乗って空港に着くと
「お帰りなさいませ、お嬢様」
「あー、長谷部さん」
「すいません、迎えにきて貰って」
「いえいえ、さぁのってくください」
そう促され、車に乗ると疲れがドッ時て一瞬で寝てしまった。
~お嬢様視点~
「で、お嬢様。成果はどうでした?」
「ウ~ン、告白までは行けなかった。」
「そうですか、じゃあ次のチャンスは花火大会ですね。」
「うん!」
そうして、積もるお見上げ話を長谷部さんにしていると
「到着でーす。」
そうして、家につきスーツケースから衣類などを片付けてリビングで休んでいると神妙な顔つきのお父さんとお母さんがきて
私と誠二、そして机を挟んでお父さんとお母さんが座り
「奈織、まずはお帰り」
「ただいま」
「今から、とても大事な話をする」
「うん」
「おまえに婚約者ができた。顔合わせは花火大会の日だ」
その言葉を聞いた瞬間私は部屋を飛び出し自分の部屋に閉じ籠った。
「嘘だ嘘だ」と何回も小さく声に出して部屋の隅でうずくまった。未だに信じられずにお父さんの言葉を繰り返すと
「婚約者ができた」
その言葉がはっきりと記憶に残っていて
何で、何で誠二が好きなのに何で勝手に相談もなしに婚約者なんてできたの?何で何で?
その事以外考えられず、とうとう顔合わせの日がきた。
~誠二視点~
「婚約者ができた」
その言葉が発せられた瞬間お嬢様が飛び出していったが追いかけなかった。いや、追いかけれなかった。
「旦那様、さすがに相談もなしで婚約者なんてあまりにも酷すぎます。」
「仕方なかったんだ、自分のグループの事しか考えてないようなヤツと結婚させない方法はこれしか無かったんだ。」
「にしても...」
「わかっている、俺がどれだけ酷いことをしたかはわかっている。だがな、今後の事を考えるとこれしかなかかったんだ。次、奈織にどんな顔をして合えば良いのかもすら分からない…」
「だったら、せめて相手だけでも教えてください。」
「それは出来ない。相手は秘密だ。そういう、約束をした」
「そう…ですか。」
そうして、旦那様達は帰って行った。
その後、お嬢様は顔合わせの日まで部屋から出てくることは無かった。
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