第2話 パーティー

家に付き、先にお嬢様をいれようとしたら、

「誠二が、先に入って」と言われたので先にはいると、


「お帰り~我が娘よ~~」


と旦那様が抱きついてきたので、「落ち着いて下さい、お嬢様じゃなくて誠二です。」と言うと


「誠二か、お帰り。だが、何故お前が先に入ってきた?」


と言われて答えようとしたら、「私が先に入ってって、言ったの」とお嬢様がドアを開けて入って来て、抱きつこうと旦那様が近付いた瞬間旦那様がお嬢様に殴られダウンしたのを横目にお嬢様が「誠二、早くリビングに行こ」そう言って、リビングに入ると


「お帰りなさい、奈織と誠二くん」


と言って奥様が出迎えてくれたので、挨拶をして部屋を見渡すと旦那様たちが帰ってくると一緒についてくるる自分の親が居ないので聞いてみると


「あの人が、仕事をすっぽかして来たもんでその後始末に終われてるわよ、ごめんね」


と言われた。まぁ、それなら仕方ないと思いつつも旦那様を少し恨んだ。

ちょっとして、旦那様がリビングに入って来ると

「改めて、二人とも入学おめでとう。そんな、二人にプレゼントだ」


そう言って、出てきた箱には、スマートウォッチが入っていた。


「プレゼントを貰ってもよろしいんですか?」

「まぁ、誠二もうちの息子みたいなもんだ、貰ってくれ」

「けどお父さん、なんでスマートウォッチなの?」

「奈織も、高校生になったからいろいろなパーティーに連れていって社会経験を積んで貰おうと思ってな、スマートウオッチがあると連絡が便利なんだよ」

「ふーん、まぁありがと」


と旦那様とお嬢様が話している間に、奥様が

「高校もよろしくね」と言ってこられたのではいと答えた。その後、家族団らんを楽ししんだ旦那様たちが午後6時くらいに帰っていった。そして、明後日にさっそくパーティーに行くことになった。



そして、パーティー当日

旦那様と一緒に会場に行くと大人たちが頭を下げて挨拶してきたので変な気持ちになりながら、控え室にお嬢様と一緒に入った。


「ねぇ~これだけで疲れたからもう帰ってもいい?」

「まだ、始まってすら無いんですから頑張ってください。」

そんな感じで、話しながら休憩していると


「ご用意ができたので、会場にお越しください。」


とスタッフが伝えに来たのでパーティー会場に向かった。

~奈織視点~

パーティー会場に入ると、たくさんの人が挨拶に来てびっくりしながら対応してたら


「あなたが奈織ちゃん?同い年の怜奈だよ、よろしくね」


と声をかけてくれたので、同い年が居たのに安心しながら、怜奈ちゃんと話しながら過ごしていると「私、お父さんに呼ばれたから行くね」と怜奈ちゃんと別れたあと、一人でうろうろしていると


「君が奈織ちゃん?」


と声をかけられたので振り返ると同い年くらいの男の子が立っていて、挨拶をして1時間位話をしていると


「このまま、二人で抜け出さない?」

「嫌…です。」

「え、なんでいいじゃん。一緒に出ようよ」行きたくないという強い意思を示したのに関わらず腕を捕まれたので怖くなり、左手首に

着けたスマートウォッチで誠二を呼ぼうと見ると握られてきて操作が出来なく狼狽えていると後ろから


「すみません。お嬢様が何かしましたか?」


と声が聞こえた。

~誠二視点~

お付きの人は、お付きの人で固まって話していたのでお嬢様と別れてその集まりに行き


「菊田奈織お嬢様の執事の竹田誠二です。よろしくお願いいたします。」


と挨拶を終えた瞬間。

「え?何歳なの?若いのにすごいねぇ」とか「竹田って事はお父さんも執事だよね?」と質問責めにあって一段落した時、ふとお嬢様を見ると男性に腕をつかまれ、嫌な顔をしていたのですぐに駆け寄り、その男性に


「すみません。お嬢様が何かしましたか?」


と声をかける


「あぁ?なんだよテメェ、俺が誰の息子かしってんのか?」と怒ったように返してきたので

「どちら様か存じ上げませんがお嬢様が嫌な顔をされているので手を放して頂けますか?話す分には腕を掴まなくて大丈夫ですよね?」

「チッ、わかったよ」と手を放した瞬間、お嬢様が自分の後ろにピッタリとくっつき、スーツの裾を掴んできたが気にせずそのまま、男性に

「それで、お嬢様に何をされてたんですか?」

「あぁ?何って普通にお話してたんだよ」

「でも、普通にお話してただけなら腕を掴まなくてもいいですし未成年にお酒を飲ませなくてもいいですよね?」


と言った瞬間周りがざわついたが気にせず話し続けようとしたら、焦りながら


「酒何てのませてねぇよ、いちゃもんつけるんじゃねぇよ」

「それでしたら、お嬢様の顔が赤くなっているのと、少しふらついているのを説明していただきませんか?どちらも、アルコールを摂取した時に出る症状なのですが」

「そんなん、ジュースと間違えて自分でいれて飲んだんだろ。」

「残念ながら、アルコール類はスタッフの方に言わないと提供していただけないのでそれは、無いですよ」

「そしたら、食べ物に…」

「どこじゃ~私の娘に酒を飲ませた者わ~」

と旦那様が入って来てくださったので

「言い訳の続きは、旦那様にお願いしますね。」とだけいいお嬢様と控え室に引き返した。

~奈織視点~

誠二が来た瞬間、安心すると同時に気持ち悪くなったけど、腕をつかまれていてどうすることもできなくて、また不安になってるとやっと放してくれたのですぐに誠二の後ろにくっつくと安心したからか、さっきの気持ち悪さと眠けが襲ってきたけど、人の目があるため誠二が話し合ってくれてるけど内容なんて聞く暇が無いぐらい必死に耐えてた。すると、父さんが怒鳴り込んで来て、それと同時に誠二と一緒に控え室に帰ってちょっと寝たら良くなったけど、また誠二に助けられて申し訳なくなった。あと、誠二が他の女性と話をしているのが見え、少し胸がモヤモヤした。


あとがき

公開を少し早めました

追記

誤字を訂正しました




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