執事とお嬢様

変人学生

お嬢様と執事

第1話 執事とお嬢様の入学式

菊田奈織きくたなお様。彼女は高校入試を各教科満点で入学。そして、モデル事務所からのスカウトが来る程の容姿を併せ持ち、紙から宇宙船まで幅広い分野で事業を展開している菊田グループの令嬢である。


「誠二、おはよ~」

「おはようございます、お嬢様」


そして、僕はお嬢様にかれこれ3年仕えている竹田誠二たけだせいじ。同じく高校1年生。竹田家は代々菊田家に仕えているので幼い頃から執事としての教育を受けてきた。


「今日の朝御飯は何?」

「白米と焼き鮭、味噌汁、小松菜のお浸しです。」

「なんか、家庭の教科書に載ってそうな朝御飯だね。まぁ、そんなこと置いといて早く食べよ」

「そうですね、早く食べましょう」

そして、「おはようございます、お嬢様。本日の服は、お部屋に置いておきました。 」

「ん、ありがとう」


彼女はメイド長の長谷部はせがわさんでこの屋敷の雑務を担っている。


「今日は、入学式ですね。新入生代表の挨拶頑張って下さいね。」

「うん、頑張る。だから、今日の夕飯は私の好きなやつでお願いね」

「分かりました。シェフに伝えておきます。」

「お嬢様、そろそろ学校に行く時間ですよ。」

「なんで?まだ時間あるよ?誠二」

「忘れたんですか?新入生代表挨拶の練習するために、早く来てくださいって言ってたじゃないですか。あと、学校で菊田グループの令嬢って言わないで下さいね。」

「分かってるよ」


ほんとだろうか?中学で、自己紹介の時に言いそうになってヒヤッとしたことがあったけど、機嫌が悪くなると大変なので黙っておく。


「あと、学校では自分との関係を悟られないようにお願いしますね。」

「うん、分かってるから。早く行こ?」

そうして、不安は少しあるが高校に向けて出発した。

「じゃあ、ここからは別行動でお願いしますね。」

「わかった」

~奈織視点~

なんで、誠二は私の執事って事を隠したがってるんだろ?私は別にいいのになぁとか、考えていると


「はじめまして、菊田さんかな?」と先生?らしきが声をかけて来たけど。

「…はい。」


え?さっきまで普通に喋ってたろだって?

だって、知らない人と喋るの怖いじゃん

そんなんで、代表挨拶できるかって?やるときはやりますよ...たぶん


「じゃあ、こっちが体育館だから着いてきて。」

「はい。」


入試の時も来たけど、私立なので校舎がとても綺麗だけど私の家ほどでは無いけど。そんなことを考えていると、いつの間にか体育館に着いた。


「じゃあ、今から軽く流れを説明するから。」

「分かりました。」


軽く流れを説明してもらったあとは、一足先にクラスを確認して教室に行った。誠二も一緒でちょっとほっとした。5分ぐらいしたら


「おはよ~、な-ちゃん」

「おはよう」


そう言って入ってきたのは、ななで私の親友。


「ななちゃんと同じクラスで良かった~」

「うん、よかったよ~」


そう言って、喋っていたらぞろぞろ生徒が入ってきて先生が


「おはようございます。そろそろ、体育館に移動するので準備しといて下さいね。」


誠二が来てないよ?と思いながら周りを見たらいつの間にか来ていたみたいで、友達と話してた。ほんと、いつの間に来たんだろ?

~誠二視点~

お嬢様と別れて少し時間を潰そうとしてたら長谷部さんから、「旦那様が来るらしいので、入学式が終わったらすぐ帰るように」とメッセージで来てたので、どこかのタイミングで伝えないとなぁ~と思っていると、後ろから


「おはよータケ、おまえいつも早いよな」と声をかけてきたので、

「こう、おはよう」


そう、親友のこうだ。ちなみに、彼は口が爆弾でこじ開けようにも開かないほど口が固いので、自分がお嬢様の執事とゆうことを話しておいてある。もちろん、旦那様に相談しておいたので怒られることはない。


「今日もお嬢様をつけてきたのか?」

「アホか、送り迎えだ」


そんなことを喋ってクラスを確認してお嬢様と同じクラスで多分、旦那様が根回ししたんだろうなと考えながら教室に向かった。

その後、なんとかお嬢様になんとか旦那様が来る件を伝え、入学式は順調に進んだ。

さぁ、あとは帰るだけとなった時

「親睦会を兼ねて、クラス会するんですけど来る人と教えてくださーい」とクラスの一人が声をあげた。嫌な予感がした瞬間

「菊田さんが来るなら、来るなら行こっかなー」とイケメンの斎藤さんが言った瞬間に、クラスの女子たちが必死にお嬢様に向けて

「行けるよね?」「来てくれるよね?」とどんどん質問するからお嬢様が困っていると、


「菊田さん、用事があるって言ってたよ」


とこうが声を上げた、すると斎藤が


「なんで、おまえが知ってるんだよ」


少し怒りながら聞いてきてたが

「さっき、言ってた」と返すと斎藤が舌打ちをして

「じゃあ、仕方ないね。また、明日」とにこやかにお嬢様に声をかけて「いい機会だから行くよ。」と言ってまた、会話に戻って行ったのでお嬢様にアイコンタクトを取ってすぐに、教室を出て帰路についた。こうに後でメッセージでも送っておこう。


あとがき

読んでくださりありがとうございます

はじめて、書いたのでいびつだったり気持ち悪い文章になってたりするかもしれませんがどうぞお許しください

これからも続くので、よろしくお願いいたします。

それと、更新は不定期になるかもしれませんが完結までは絶対に持っていきます




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