透明感のある言葉で、やさしさについて繊細に綴られた、作品全体がやさしさに包まれている詩です。なかんずく、「や」「さ」「し」「さ」を、頭韻にした構成とバランス感覚には、目を見張るものを感じました。まるで小春日和のような、やさしさの薫り立つ作品世界に、しばらくゆったりと浸ってみませんか。