計算機を使う人間は数学者ではない

 2026年1月現在、まだ連載中の自作をたたき台に、自作はそのまま連載しながらも、片方では同じ設定を使って生成AIとの共著を試みるという実験作。

「まだ連載中なのに、そんなことをして自作の方に影響はないのですか」と質問したところ、「まったくない」そうです。

 理由として、AIが作っていくストーリーや登場人物の性格が自作とはまったく異なっているので、完全な別物として見えているとのこと。
 しかし、それはすでに自作が固まっているからであって、もし執筆前であったら分からないとのことでした。
 そして、ご自身が生成AIを使って小説を書くかというと、やはり使わないだろうと。

 需要があっても無くても、好奇心を抱いたことを気が済むまで追求していく姿勢。
 これぞ、研究魂といっていいでしょう。
 生成AIに小説を書かせると、どんなことになるのかを徹底的に掘り下げようとしておられます。

 また、「AIに小説は書けない」と云われると何故か腹が立つとも仰っておられました。
 なぜ腹が立つのだろうと考えてみるに、

「計算機を使う人間は数学者ではない」

 これと同じように清瀬さんの耳にはきこえるのではないでしょうか。