全行的に急増している熊被害。
主な出現エリアが地方ということもあり、野放しの自然とは縁遠い都市部にいる人たちにとっては、なかなかそのリアリティが伝わってこないことでしょう(かくいう私も熊の生息地域外という安全圏にいるわけですが)。
「かわいい」「まずは共生を」という無責任で生温い言葉を唱える人間は、押しなべてそういう安全圏にいます。
そして、すぐ殺処分に動こうとする現場の態度を「野蛮だ」「熊がかわいそう」と頭ごなしに非難するわけです。
いやお前、それ子供が通る通学路上に出ても同じこと言えるのかと。
お前の子供が熊に食われても同じことが言えるのかと。
お前の顔面が熊の張り手で陥没しても同じことを言えるのかと。
現場のリアルと平和ボケした理想論者の現実を描く、今だからこそ読んでほしい「熊の最前線」です。
どうぞご覧ください。