考察、振り返り
前置きとして。
あくまでも、自分の考えですが。
生成AIは、その過程にまだまだ無断学習による著作権侵害などの可能性がある、グレーな存在だと思っています。にもかかわらず今回このような小説集を作ってしまったのは、自分には書けないような表現や発想に触れるという学習目的のため……あと、単純になんか面白そうだったため、です。
その行動の正当化として、あくまでも「これは勉強、研究のためですよ」、「公共性があるフェアユースですよ」という言い訳をつけるため、ここまでの小説をどう作ったのか、それについてどう考えたか、という記録も残しておくことにします。
現時点での自分のスタンスとしては、生成AIによって小説(その他創作物)を作ることを推奨しているわけではありません……という、長い
以下、①ドレス・コード・ブレイカーズ!の振り返り
こちらで最初に用意したのは、キャラクターとその能力など(小説内の「プロンプト」で書いたよりも詳細なもの。前に自分が書いた小説の使いまわし)のみ。
それを使って、以下の手順で作成。
STEP1:【AIで】用意したキャラクターを使ったバトルのプロットを書かせる
STEP2:【人力で】プロットを修正(伏線や勝敗の決め手など、結構な部分)
※STEP1、2の繰り返し
STEP3:【AIで】プロットを元に本文を書かせる
STEP4:【人力で】全体的に本文を修正
初稿の完成まで、だいたい6時間くらい。半分以上はSTEP1、2の往復にかかっていたと思います。AIが出してきたのはそのままだと基本的に微妙でしたが、最終的なもののヒントになった部分もありました。(AIが、最後にカチューシャがなりふり構わず全力を出すことを提案して、それで「試合に勝って勝負に負ける」的な結末を思いついて、そっちに寄せていった)
タイトルも、AIの提案をほぼ採用。
まとめとしては、
AIだけだと、伏線のバラし方が雑だったり、セリフも結構ありがちな感じになってしまって、かなり手直しが必要でした。
でも、STEP1(プロット)の草案をサクッと作る、展開だけ考えてその間の文章(アクション部分)をそれっぽく埋めるのには、向いていたかと思います。
そういう部分にこだわりがない、つまり作者が表現したいのが、キャラ OR 意外な展開や逆転劇のみのような場合は、AI使うことで楽は出来そう。
結局、全体的に結構な時間をかけて書き直していたりしたので、どのくらい時短になったのかは分からないのですが。出来上がりの満足度としては70点くらい。
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