第19話 ガーランドダンジョン Ⅵ

パーティー名は【ダズリング】

レニシアさん加入で4人体制

まだ了解取ってません!ふん!


「はぁ~非常識極まり無いね┅」

「アハハ♪これが姉さんの野営ですよ

ダンジョンとか思えないですよねぇ~♪

私も初めての時はびっくりしましたから」

「お風呂もあるのね┅┅素敵」


「ミコ?私も料理手伝うからぁ~」

「姉さんに言って!今日は姉さんが作るってよ」

「うん!分かった!」

「ミコはなにをするの?」

「私はレニシアさんの部屋を用意します」

「あの家の部屋?幾つあるの?」

「えっとミロが増えたから1つ部屋を造ってレニシアさんのはさっき造ってましたから」

「造るって家の中よ?魔法なの?」

「はい!土魔法でチョチョイと、そして錬金術で内装をチョチョイですね」

「はぁ~私の中の常識が音を立てて崩れてるわ┅┅」

「姉さんと一緒なら常識とか通用しませんから

でも合理的ですよ、魔法は便利な物だから生活に利用しないのは馬鹿だって

レニシアさんは今夜魔力循環を覚えて貰いますからねぇ~」

「魔力循環って昔1度やったけど?」

「魔力循環は私達の基本ですから

姉さんが色々と教えてくれますからその常識が全て吹き飛びますよ」


ミコちゃんって会った時より大人になってない?

16歳よね?なんか凄くお姉さんしてるわね┅


「ミロちゃんは私と一緒は楽しい?」

「はい!とっても!凄いなぁって思ってます!

それにミコが教えてくれるしお姉さんも優しいから」

「私はミコちゃんをとても愛してるの、そしてミロちゃんを守ると決めたのよ

私には沢山の秘密が有るのね?

それは時期が来たら話すから

そしてミロちゃんの事もちゃんと話すから待ってて」

「私の事?」

「今は知らなくて良いのよ

今は強くなるのが最優先だからね、そして勉強もしないと駄目よ

読み書き算術に魔物の事や薬草とか果実もね

この星の歴史や地理に多種族の事も勉強すれば考える事が広くなるから」


「勉強したかったけど1人になったから┅┅」

「ダンジョンを出たら素敵な人達を紹介するから

そして鍛練を日課にするのよ

魔力循環は寝てても循環させる様になるのよ

今は気にしながら循環してるけど馴れたら自然と寝てる時も出来るからね

そうしたら魔力操作が楽に上達するのよ

魔法は魔力の操作で色んな事が出来るから」

「はい!私!魔法を使いたいから頑張る!」

「それと無理して敬語は使わなくて良いからね

ミロちゃんは妹みたいだからミコちゃんと姉妹かな?ウフフ」


「私がお姉さんの妹でミコは姉妹!凄い!1人じゃないのね!

ううっ┅グスッ┅私の家族┅

ウェ~ン!お姉さん!ミコ!家族!ウェ~ン!」

「ありゃ!姉さん!ミロを泣かしてなにをしてるんですか!

お~ミロぉ~この魔王がなにかしたのね?メッ!だから!」


キャア!なにそれ!もっ一回!

メッてしてぇ!可愛い!


「違うの!お姉さんが!お姉さんが!」

「いいえ!違わないの!この魔王めぇ!私の可愛いミロに悪さするなんて!メッ!この馬鹿チンがぁ!」

「ヒャア!ミコちゃんがメッってしたぁ!可愛い!食べちゃいたい!」

「ミコ!違うのぉ~お姉さんが私を妹だって、そしてミコと姉妹だって!家族だって!ウェ~ン!」

「┅┅┅そう言ったの?この魔王が?ふふん!なによ今更!

とっくに家族じゃ無い!ミロは姉妹なの!そして魔王は姉さんなの!私達家族なの!」


「へぇ~ミコちゃんはそう思ってたのね?魔王としては嬉しいかな?

でもよ?その魔王ってのはここだけにしてね?

外で言ったら不味いから」

「みんなそう思ってるから大丈夫です!特に教えて貰ってるみんなは魔王リョウって言ってますから」


なによそれ?アイツ等!ああ!きっとスパルタだからね!

今度からもっと鍛えるわよ!


(リョウさんか┅┅悪いヒトじゃ無い、寧ろ良すぎるヒトね

そして何者にも屈服しない強い精神と力

まだ少ししか見て無いけど剣術は剣豪より上よ

もしかすると剣聖かも┅┅

凄く隠してるのね能力を

このヒトに着いて行ったら私も凄い剣士になれるかもね

魔法も使える様になるとか┅

魔王様か・・・染まるのも悪く無いかもね)


夕食はお米と刺し身に焼き魚の和食よぉ~

米が収納に入ってたのはラッキー

何時入れたかな?


「げっ!生の魚?大丈夫なの?」

「ちゃんと浄化してるから大丈夫よ、これが旨いのよ!食べて食べて!」

「じゃあ┅┅┅┅┅あっ!美味しい♪蕩けるぅ~この黒いのが良いわぁ」

「醤油ね、ミロちゃんは?」

「はい!とても美味しい!お米も初めてだけど美味しい!

こんなの食べれるなんて夢みたい♪」


「姉さん?ミロはギルドの冒険者宿舎で暮らしてたから録なもん食って無いの

それにお金もなく困ってたって」

「これからはお金の心配はしないでね?ミコちゃんが一緒に買い物に連れて行ってくれるから

私も連れて行くわよ、服を買いに行きましょね

持って無いでしょ?」

「はい┅┅恥ずかしい」

「良いのよ、ミコちゃんも服を買いに行った時に驚いてたからね

こんな服が!とかねアハハ♪」

「もう!私の黒歴史を!」


「ミコも苦労したのね?見習いなら大したお金を貰って無いでしょ?

宿の女将さんは優しいって言ってたからお金?給金は貰ってたでしょ?」

「うん、でも見習いだからそんなに貰えないの

なんか決まりが有るとかで給金は固定だって

でも良く買い物に連れて行ってくれて買って貰ったりしてたよ」


商業ギルドの縛りで見習い給金は決まってるのよ

これは優秀な見習いを引き抜きとか防止する処置だって

可愛くて賢い子には良くしようと思うからね


余計に給金を貰ってると知れたら狙われるわ

世知辛い世の中なのよ・・・

金次第ってね


「リョウさんはなんでそんなにお金持ちなの?」

「私は商業ギルドに色んな事を登録してるの

その収入が自動的に口座へ入るのよ

なんか色んな人達が世話してくれてあれもこれもって登録契約させられて知らない内にお金が増え続けてるのよ」


「へぇ~それも凄いのね?いったいいくら口座に入ってるの?」

「さぁ?いくらかしら?」

「女将さんが言ってましたよ、リョウちゃんはこの宿なら5つも6つも簡単に買えるとか

1度確認したが良いですからね

凄い富豪なんだから」


「ほぇ~そんななの?」

「さぁ?」

「ねっ?無自覚でしょ?お金とか頓着なんですから!

服を買うのも値段とか見ないからこっちはヒヤヒヤするんです!

なにがびっくりしてたですか!」

「えっ!じゃあ私もそんななの?お姉さんが買う服っていくらなの?」


「あのね?この魔王は服屋さんへ行くとこの場所からここまで下さいとか抜かすのよ!

棚全部とか!市場でもホイホイ買うの!店の物全部とか!

心臓に悪いの!非常識なの!」


「アハハ┅┅なんか一緒に出掛けたら心臓が強くなりそう」

「それでも冒険者してるのね?」

「そう!ゴブリンは撲滅!オークは殲滅なのよ!

ダンジョンはまぁ良いけどその辺のは駄目よ!

盗賊も全滅よ!あれはゴブリンだからね!殺して殺して根絶やしにしないと駄目だから!」


「姉さんはゴブリンとオークを憎んでますから、そして盗賊とか悪いは玉を砕きアレを潰すのが制裁と思ってます」

「┅┅┅┅┅熾烈ね?」

「お姉さんが言ってた事が理解出来ました

そうね、殺さないと殺される犯される殺られる前に殺る!

そして不埒者は成敗して砕く潰すですね!はい!」

「あ~ミロが魔王に染まっていく!あなたは可愛いミロで良いのよ!染まらないで!いやぁ!」


だって汚されるミロちゃんとか絶対駄目だから!ミコちゃんもよ!

男なんて!男なんて!潰して砕いてケチョンケチョンなの!

あー汚い!あんなのぶら下げてるから馬鹿するの!

だから潰す!砕くの!ホホホ!


8階層はオークにオーガが混じる構成!

いよいよオーガの登場よ♪

そしてボアちゃんも参加してくれるの

オークは要らないけどオーガは経験値高く獲得するからカモンよ!

ミロちゃんの経験値となれ!


「ううっオーガと戦うの?わたしが?死ぬ!死ぬから!」

「死なないわよ!少し痛い目には遇うかもだけど殺して来なさい!」

「ヒィエ~前にはオーガ!後ろには魔王!私は殺すしか無いのね!いやぁぁ!」

「覚えた魔法を使いなさい!光魔法よ!」

「えっと┅┅レーザーだったわ

レーザーショットよ!」


レーザーショット!レーザーショット!レーザーショット!


「ハイハイ!辞めなさい!魔力が勿体ないでしょ!

もう死んでるからね!見なさい!」

「えっ?死んでる?私が殺した?」

「もう!穴だらけよ、ああ!消えた┅┅ミロ!落ち着いて魔法を撃たないと危ないでしょ?

その魔法は無敵の魔法だからね?ピカピカの鎧とかは反射して無効だけど他は全部倒せるの

光だから鏡とかも無効よ、頭に入れておきなさい」


「へぇ~光魔法に攻撃魔法が有るなんて初めて知ったわ

無敵?アレを見ればそうよね

簡単に始末したもの」

「このレーザーショットは凄いのね?あ~怖かった

でも確認したから次は大丈夫!上手く始末するから!」


それからオーガを10体倒してレベルアップ酔い~

バタンキューと気を失いました

モミモミしたろ!


「次は私ね!まだ魔法は使えないから剣で倒すわ」

「あ~レニシアさんはこれを」

「えっ?槍?どうして?」

「剣は一通り出来るから槍を覚えて貰います

貴女の才能の中に槍術が有るので」

「私に槍術が?初めて言われたわ

┅┅┅でも魔王がそう言うなら」


ホッホホ!やっぱり!ステータスに槍術2って有ったのよ!

剣術は5だから今は槍よ!そして投擲も持ってるから鍛えましょう!


「はぁ!えい!うわぁ!凄く扱い易いわ!それに距離を取れるから動きも見れる!これは良いわね!せいや!」


スキルの力と経験で相手の動きが見えるのが強みね

あれなら槍と剣の使い手として色んな魔物相手が出来るでしょう


私はボアちゃんをチョチョイと狩って薬草採取はミコちゃん!

良いわねこのパーティー!

ミロちゃんはまぁ訓練中だから戦闘優先ね

レニシアさんは色んなスキルを試して貰うわよ

そして魔法も覚えて魔法剣士として成長して貰うから


ミコちゃんは早く薬師資格と錬金術資格を取らせなければ!

そして薬局開業よ!

宿の前とか隣とかで良いしょ!

何時になったら皆で冒険の旅に出れる事やら・・・


そして9階層はオーガだけぇ!

ボアちゃんが居ない!なんでよぉ!

早く10階層へ行くわよ!

オーガなんて素材は武具素材だけなの!

皮に牙に睾丸・・・ええい!汚い

オークもそうよ!なんで睾丸!



砕いて潰すからぁ!


「姉さん?睾丸は精力剤の材料ですからね

薬師としてアレを使って作らないと!」

「駄目ぇ!睾丸なんて触ったら汚れるの!精力剤なんか要らないの!作るの禁止!良いわね!」

「でもぉ作り方知らないと薬師として恥ずかしいから・・・」

「ぐぬぬ!他の素材!材料よ!えっと・・・木の根よ!

いいえ!朝鮮人参とかスッポン!ロイヤルゼリーもよ!

ふふん!睾丸なんか使わなくても材料は有るから!」


「その中で知ってるのが無いけど?」

「う~んスッポン!タートルよ!どこかいるでしょ!亀の1匹や2匹は!朝鮮人参!高麗人参はあれよ!マンドラゴよ!叫ぶ奴!」

「はぁ~タートルも知りません!マンドラゴはまぁ森奥に生息してますけど?

あれは精力剤で無くて増強する素材です

回復ポーションに加えると品質が良くなる素材です」


そうだった!やっぱりスッポンよ!私が探すから!睾丸だけは!


後で見たらゴロゴロと睾丸が・・

ミコちゃん?えっ!ミロちゃんも!なんでよ!


「これ売れば良い値段ですよね?

お姉さんに世話ばかりは駄目です、オーガのはもっと高いから沢山持って行きましょう!」


だって・・・清らかな美少女がタマタマを手に!

穢れたわ!汚れたわ!私のミロちゃんがぁ!

ならば清めに私がゴッドハンドで!指で!清めて挙げるからぁ~


ミロちゃんの夜はゴニョゴニョとしてアッフンと逝きました!

レニシアさんも魔力循環でアッフンしてぬれぬれのびしょびしょ

どうして私の女の子達は敏感なんでしょう?



これは!犯り甲斐が有ります!

犯さないけど!



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