落葉松の心



落葉松からまつのような心が揺れる。


艱難辛苦の荒波に揉まれ、


四季の初めには緑豊かな春の葉も、


やがては黄色に色付き、冬の寒さに一つ、また一つと落葉松からまつの葉は力無く地に落ちてゆく…。






しかし葉は落ちても、しんたる幹さえあれば冬を越え、命を繋ぐ事は出来る。


原始たる試練である冬の寒さに負けているようで、落葉松からまつが葉を落とすのも栄養を幹に絞る為の防御手段なのだ。




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詩集 ドン・ハビエル @E-G-O

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