あの子は氷雪系魔法少女編

高校生スタート

どうもこんにちは沖永です。

こんな俺も今日から高校生。胸が躍るね!

小中学校の頃の頃の巻き込まれて、と言うか半分くらい自分で首を挟んでいたけど、とにかく世界観的にはホビーな感じが多かった。


カードとかベイとかクッキングもそこに含まれる気がするな。言うなれば夕方6時ごろのアニメとかコ◯コ◯コミックとかちゃ◯みたいな、、、。


高校生になったからには深夜アニメとかバトルとか青年系の漫画のような世界観が俺を待ってるぜ。


そんなこんな考えながらベットから飛び起き、爆速準備をぶちかまして朝食を済ませて家をでる。


聞かれてないけど家族は家にいない。俺が高校生になったのを機に親父が海外出張が決まり、お袋も着いて行いき日本には当分は帰ってこないらしい。

高校生の子ども1人置いて行って良いのか?


デカい一軒家に男1人ってのもなんとも寂しいもんだが、これはこれで何かの主人公みたいで良い感じだなと実は思ってる。自由最高ぅー!


マイ自転車ラブリーケント号で風を切ってペダルをこぐ。

変な事が起こる以外はこの世界、俺が転生する前の記憶の日本とさほど大差はない。道路や建物などのインフラ系様々な物が見た事がある様な物が多い。

川沿いを走り抜けて10分ほどで学校に着いた。


この春から通う学校は宝泉高校ほうせんこうこうと言う学校で、パンフレットや受験した印象ではこの学校では青春系学園ストーリーが巻き起こりそうな雰囲気を感じた。


選んだ理由はその青春感もあるし、自転車でそこそこな距離と小中学の先輩友達達も宝泉ほうせんだからと単純な理由なのだが、そこそこ偏差値もある所なので勉強もそれなりに頑張って合格した。


知識チートとかあったら良かったんだが、生憎その辺のご都合主義はカットされているようで、俺はこれからも授業はしっかり受けないとまだ見ぬテストの点が心配になるくらいの頭脳レベルなのだ。


閑話休題


今日は入学式。流れとしては受付で自分のクラスを教えて貰い担当の先輩にクラスへ案内してもらう運びらしい。


案内に従って問題なく受付を終え、担当の先輩を待っていると


「オッキー!待ってたぜ!!」


ものすごい勢いで大男が俺の右肩を叩いてきた。


「いでぇ!ちょっ担当ってマッキーかよ!」


「マッキー先輩と呼べぇ どうだ決闘デュエルするか?部活も作ったんだぜ!アイもマイもいるぞ!?オッキーも入るだろ?」


この大男の名前は槇原巻 簡単に言えば決闘者デュエリスト。カード界隈の人間だ。


情に熱くて友達思いだが1人で突っ走って大失敗。したかと思えばそれが良い方向に転んだりするタイプの主人公というやつだ。見た目は背が高くて顔が濃くてカッコよくて頭髪がサ◯ヤ人みたいなツンツン赤色ヘア。余談だが世界を2回ぐらい救ってる。


「前もLINK(前世のLINEみたいなやつ)で連絡したけど、いろんな部活に誘われてるんだ。入りたいけど兼業でいいなら、、あと大会とかも出たりしないで良いならだけど?」


「いい!いい!オッキーみたいな真の決闘者デュエリストはやっぱり少ないからな!!練習だけでも想像で右手の光が止められないぜ!アイもマイも大喜びた!!」


「そうかい、そうかい。右手の光は抑えてもらって、そろそろマッキー先輩よ、クラスに案内してください」


「なんだオッキー先輩なんてつけなくて良いぞ!案内するか着いてこい!!」


自分で先輩と呼べと言っておいてなんて奴なんだ。

そんな適当な所も好きだぜマッキー!!


マッキーに案内されながら学校の話を聞いてみたが、どうやらこの学校めちゃくちゃデカくてめちゃくちゃクラスがあるらしい。どうやらKクラスまでありさらに中等部や部活も合わせると3000人ほどの生徒が学校にいる事になるようだ。パンフレットや受験で見たの物はほんの一部だったのか。


いくら全部のせ世界だからってやり過ぎだろ、、、

しかし尚のことこの学校を選んで良かった。3000人もいれば色んなことが巻き起こる事は間違いないのだから。


そうして案内されたのは1年D組で見た所、半数くらいのクラスメイトがすでにいた。


「じゃあオッキーまた今度な!部活顔出さなかったらこっちから呼びにいくからな!」


「わかったよ!マッキーもありがとう!」


マッキーと別れを告げクラスに入る。みんな初めましてなのか全体的によそよそしい感じがあった。

わかるわかる!恥ずかしいし緊張するよね!!


まぁここから仲良くなっていけば良いのだ。楽しい学校生活は良い友人関係からってね!!


黒板に書いてある自分の名前をチェックして席に着いた。小中学のような男女席をくっつけるタイプではなく、1列6席が6列並ぶ感じの配置。

普通なら1番後ろとか窓際の席になるんだろうが俺の席は3列目の3番目だった。めっちゃ真ん中やんけ、、。

席に着くと早速前に座っていた男子が話しかけてくれた。


「よう、俺鈴木 野球部はるけどそっちは?」


「俺は沖永 部活は先輩に友達がいるから伝手で色んな所に誘われてる感じ。兼部して色んな所に入るかも」


「人気者だな!俺は引っ越してきたばかりで友達居なくてさ、沖永が野球部だったらって思ったんだけど、野球部は兼部しないのか?」


「流石に友達が作った部活以外は兼部しないかな。真剣に上を目指している人からしたら中途半端な感じのヤツが居たら多分嫌だろうし」


「そっか、、、それもそうかもな」


「野球部は入らないけど普通に友達になろうぜ!俺も同級生の友達はそんなに多いって訳でもないしさ、一緒に友達3000人つくろ!」


「お、おう、、なんで3000人?」


「この学校3000人くらい生徒いるらしいから」


「マジかぁ」


そんなこんなで鈴木と仲良くなりぺちゃくちゃ話しに夢中になっていると気づけばクラス全員揃っていた。 担任の先生が入ってきてここから入学式が始まるらしい。


皆んなで移動した体育館はそれはもう広かった。東京ドームくらい広かった。なにこれ?てか学校に動く廊下あったけどなにこの学校??

困惑しながらつづがなく式は進み、学年代表挨拶は明らかにビジュアルの良い美少女が行っており、この子もまた何かの界隈の重要な存在なんだろうなぁと想いをはせながら適度に鈴木とおしゃべりしながら入学式は終了した。


ホームルームで自己紹介をして本日は解散。

鈴木以外にも何人かと良い関係を作れたし、明らかにビジュアルが良い男女の塊も出来ていたので高校生活が俄然楽しみになってきた。




そんな帰り道に俺はこれから長い付き合いになる彼女と出会う事になったのだ。



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ワールドサラダボウル ナルスン @nnn1231

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