ブレたり、回り道をしたり、周りと合わせてみたり。時々、自分の中の芯がどこにあるのだろうと感じることがある。本小説はその疑問を肯定し、それを原動力に変え、前に進む導を与えてくれる。著者の方の考えを中心に展開されるこの話は、ごちゃごちゃした頭の中を描いているようで、そういう意味で非常に「人間らしい」と感じた。私自身そういうことをよく考える人間なのでとても共感できたのでお勧めしたい。いつか自分の芯がはっきりすることを強く、願う。