パクられ焦げつきうるかし構文

 前回記事の続きです。


 言いたいことがちゃんと言えてなかったので。

 もしも私の声に、筆跡に影響を受けたのなら。それは魂の使い方、私の姿勢にであって。この印象的な声やブラシの形状なんかじゃないんだよ。


 というお話をしてきたいと思います。

 何回か今までもあったんです。

 多分わたしの言い回しが印象に残りすぎて構成ごと同じの書いたな〜っていうのとか、私の絵筆印象残りすぎて同じの被せてきたなぁっていうのが。


 いや、いいよ。別に。だって私すごいもん。

 天が二物を与えてるから。


 でもね、本当に見失わないで欲しいのは自分の姿勢なんだよね。


 こういう影響を受けてしまうっていうのは創作途中でめっちゃある。発展途上の人だとまぁあるわあるわ。

 これ良いなと思ったらすぐにぶっ込んでしまう。

 自分の味を消してでもね。


 大体そういう良いなって思ったときは小手先の技量じゃなくて、かいてる人のその在り方に惹かれてるんだよ。

 それで同じになりたくて模倣するんだよ。

 そこがわかってないとブレちゃうからね。


 蝋燭の火が揺れるように私という存在は不確かで曖昧なはずなのに、その灯りに惹かれて、炎の動きをなぞろうとする。


 違うよ。私という蝋燭の燃え方を見て。

 明るく輝いて散っていく様にあなたは惚れてるんだよ。


 それは同じ場所に色を置いて、線をなぞっても真似できないものだよ。

 ほんま私の声デカすぎて、そのまま味が消えてくやつ多いからまじで自分見失わないで。


 ここ、これ、自分の良さ、鏡置いてみてみ。

 すけろく節すけろくアートは小手先のテクニックでしかないから。


 そこに気づいて自分の中で消化できたときに初めて、あなたがきっと惚れてくれた私の魂が模倣できるんだよ。

 模倣というかあなただけの芯の在り方がわかるんだよ。


 今回はアデューでしめません。

 代わりにいつもと違う言葉でしめます。


 ばいばい、おやすみ。

 

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