Unknown教へようこそ!

Unknown

Unknown教へようこそ!【約12000文字】

 ~Unknown聖典~


《第一項》

「天を見上げれば大谷翔平がいる。底を見下ろせばUnknownがいる」


《第二項》

「結局、自分の機嫌を取れるのは、この世で自分だけだ。その認識が狂うと人生の主導権を失う羽目になる。人生の主導権は常に俺の手にあり、常に君の手にある」


《第三項》

「趣味の時間が楽しかったら、あとは基本的に何でもいい。労働はそんなに張りきらなくていい」


《第四項》

「闇という漢字の中には“音”がある。これはつまり、どん底にいる時もロックンロールは鳴りやまないという事である」


《第五項》

「パクチーはなんかカメムシの味がするので苦手である」


《第六項》

「正論に疲れた」


《第七項》

「退屈につき俺のペルソナが1枚ずつ剝がれていく。飛びたいなら好きなだけ飛ぶ。生きたいなら好きなだけ生きる。今からどうでもいい話をするよ。いつものように」


 ◆


 この儚い世界で何を信じればいい? 未来への問題は山積している。でも俺は留まらない。無料の宗教になる。やべえ奴だと思われても構わない。その認識は正しいからだ。


 前回投稿した「負うべき傷」という文章で、俺は行き着くところまで行った気がする。言いたい事を全て言ったつもりだ。宗教を探し求めた結果、俺自身が宗教と化すことにした。


 うわあ、これがUnknown教ですか……。俺も遂に“成った”か。


「空飛ぶスパゲッティモンスター教」という宗教があるくらいだ。宗教の在り方は何でもいい。俺はネット上だけ・文章だけの宗教になる。


 その場しのぎ、心の安全基地、精神的な寝床、etc。そういったものに俺はなりたい。なれるかどうかは別として、俺が目指す文章表現はそういう道だ。


 良い宗教の条件として、教祖と信者の物理的距離が遠いことが挙げられる。


 釈迦にしろキリストにしろ、既に亡くなっているので物理的距離が遠い。だから信仰に支障をきたすことが少ない。だが、主に生きている教祖を信仰する新興宗教は、教祖が生きてるから信者とトラブルになりがちだ。


 その点、俺はネットにしかいないので安心だ。リアルの俺はアパートにこもっている。


 Unknown教へようこそ。ゆっくりしていってね。


 NHKにようこそ。


 ちなみに「空飛ぶスパゲッティモンスター教」は穏やかな普通の宗教だ。教義は忘れた。スパモン教と略されることが多い。死んだら天国に行くそうだ。


「天を見上げれば大谷翔平がいる。底を見下ろせばUnknownがいる」


 苦しくなったら君は下を見ろ。俺はいつでも底にいるから。


 一緒にダウナー系になろうぜ。


 暇な俺は昨日NHKで野球中継を見ていた。ミルウォーキー・ブリュワーズvsロサンゼルス・ドジャースの試合。今日の試合の大谷翔平が凄すぎて言葉が出ない。ピッチャーとして大活躍・バッターとして3本のホームラン。こいつマジか……と多くの野球ファンが思っただろう。大谷が止まらねえ。俺も止まらねえ。


 俺は高校の途中まで野球部だった。俺が大谷と同じスポーツをやっていたという事実。


 ちなみにミルウォーキーはビールの産地として有名らしい。断酒してる俺には、もはや、どうでもいい話だが。


 ちなみにアルコールはアッパー系ドラッグではなく、ダウナー系ドラッグだ。脳機能を抑制あるいは麻痺させ気分を落とすドラッグだ。ダウナー系ドラッグであるが故に、「辛い日に酒を飲むと泣いてしまう」という人も多い。


 ハヌマーンというバンドの「アパルトの中の恋人達」という曲を思い出した。あの曲の中で彼氏は、泣いている彼女の涙を拭う存在になりたいと願う。めっちゃ好きな歌だ。小説的な歌詞がいい。カラオケにも収録されている。


 最近分かった事がある。人は憎悪の限度はあるが、優しさの限度は無い。


 これはどういうことかというと、何かを憎むのはネガティブな行為だから疲れる。でも何かに優しくあろうとするのはポジティブな行為だから心が疲れない。ということだ。


 善行によって俺の心が満たされるなら、俺は幸せだと言える。


 ◆


 最後に残るものは何だろうと考える。


 人生の最後の日はきっと笑っている。最後に残るものは、あなたの体温だ。あなたが俺にくれたものだ。あなたに出会えてよかった。そんな思いがきっと最後に残るのだろう。死にたい夜も消えたい夜もたった独りで泣きながら乗り越えたから、あなたの今がある。俺はそんなあなたを尊敬する。


 人生の最後の日、きっとあなたは笑っているだろう。


 俺は常に孤独じゃなかった。そう思わせてくれたのは孤独なあなたの存在だった。


 急いで死ぬ必要ない。いつか宇宙船が勝手に迎えに来てくれるからだ。


 生きてほしいと思う。


 親愛なるあなたへ。


 俺はここに居る。


 もう綺麗な言葉はあなたを救わないだろう。綺麗事が嫌いな君に、俺は美しい糞を捧げるだろう。漆黒の闇の中で100円ライターの火を灯せ。


 君が今辛いなら、その辛さを俺にも背負わせろ。


 夢を現実に。妄想を現実に。ボーダーラインを超越しろ。宇宙の果てはここにある。


 10年後も俺と君は生きている。


 10年後は俺も君も笑っている。


 理屈なんて捨てろ。ただ、生きたいように生きるだけ。諦めきれない心があるだけ。たった1度だけの人生を猛スピードで駆け抜けろ。人生は短すぎるから。言いたい事があるなら言うべきだ。歌いたい歌は歌うべきだ。


 ◆


 この世は白昼夢、幻、夢に近いものがある。


 常に曖昧でピントが合わず、現実世界は、常時ぼやけている。


 はっきりしているのは「痛みがある」という事だけだ。


 燃焼中のタバコの先端は1000℃らしい。俺は左腕を1000℃で焼いたことが何度もある。精神科に入院してる時、2人の患者さんから「腕どうしたの?」的な事を聞かれ、正直に「タバコで焼いちゃったんです」と言った。


 痛々しく、根性焼きの痕は残ってしまった。


 二重の意味で「痛い奴」だ。


「孤独である」という現実が、俺を神へと変貌させてしまった。


 神はネット上に幾らでも転がっている。俺にとって「チェ・ゲバラ」は神だ。「タイラー・ダーデン」は神だ。「フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ」は神だ。「エミール・シオラン」は神だ。「ルイ=フェルディナン・セリーヌ」は神だ。「チャック・パラニューク」は神だ。「中島らも」は神だ。「萩原慎一郎」は神だ。「華倫変」は神だ。「五十嵐隆」は神だ。「山田亮一」は神だ。「菅波栄純」は神だ。「鬼束ちひろ」は神だ。「坂口安吾」は神だ。「芥川龍之介」は神だ。他にも俺にとっての神は沢山いる。俺の神を教えるから、君の神も教えてくれ。


 俺はsyrup16gの曲で「センチメンタル」という失恋の曲がこの世で最も好きだ。たまらねえ。まさに神曲。


 俺は今までの、17歳から29歳までのネット活動で、何度「神」と言われたか分からない。


 神の大量生産が各地で行われる。現代では神になるハードルがとても低い。


 YouTubeの動画で《神回》というタイトルをみんな付ける。


 はっきり言うが、俺は普通に頭がおかしいです。


「神」とか「天才」とか言われる一方で、「頭がおかしい」とも言われた。


 それらは過去の話というわけではない。


 退廃的な世界で、俺は次第に壊れた。


 俺は急に壊れたわけではない。最初からある程度、壊れていた。そこから徐々に壊れた。


 でもまだ生きている。生きているなら、やれることがある。


 生きていて悲しい気持ちになる事が多い。


 人生の第一ステージを終え、死んで、意識が無くなった後、どうなるのか誰も知らない。


 亡くなった友達が、実は今もどこかで生きてるんじゃないかって思う事がある。でも事実として、亡くなっている。寂しくなると思い出す。色んな思い出がある。


 その人を忘れないために、今こうして書いている。


 思い出は遠くの日々。


 俺は動物のテレビを見ていた。犬がトリミングされている。毛並みが綺麗になった。シャンプーもするし、人間が髪を切るのに似ているな。


 ◆


 俺が急に宗教と化したのは、暇だからだ。


 暇だから文を書いている。


 イメージとしては、水中だ。水中で目を開けている。ゴーグルは無い。だから何も見えない。ピラニアに脚を食いちぎられる。


 何処へ行く。


 未来は常に動いている。猫が歩いている。犬が歩いている。人が歩いている。じいさんとばあさんがサークルを作って公園でゲートボールを楽しんでいる。


 俺はASMRを浅村と読んでいる。

 君は明日が見えずに困っている。


 俺は澄まし顔で、ゆっくり解説動画を見ていた。

 

「どうも、ゆっくり魔理沙だぜ。どうも、ゆっくり霊夢だぜ。今日はうんこについて解説するんだぜ。それでは、ゆっくりしていってね」


「どうも、ゆっくりUnknownだぜ。暇だぜ」


 ◆


 最上級にかわいいの! みたいな名前の曲がしばらく前に流行った。アイドルの歌だ。なんか急に思い出した。


 そういえば俺は女性アイドルに関心が無いという事に気付いた。かわいい子は好きだが、あくまで現実世界で関われる範囲の人を俺は今まで好きになった。


 俺が関心のある音楽は、おっさんたちのロックバンドだ。


 おっさんに対して推し活している。関東地方のバンドのライブ行きまくり。


 あなたの推しは誰ですか。


 てか気が付いたら俺は29歳になっていて、無事におっさんの仲間入りを果たした。


 おっさんになるまで俺が生きたのは快挙だと思う。若い頃は死ぬことばっか考えて生きてたからだ。


 ここまでおっさんになると、もういくら歳を重ねても大差ない気がする。


 もう闇の峠は越えたので、ここぞとばかりに宗教になる。


 私は最上級に可愛いの。ものごっつ かわよ。


 私の事は嫌いになってもいいから、自分のことは好きになってあげてください。


 結局、自分の機嫌を取れるのは、この世で自分だけだ。その認識が狂うと人生の主導権を失う羽目になる。


 主導権は常に俺にあり、常に君の手にある。


 革命の時は来た。大嵐の大航海が今、始まる。さあ行こうぜ。


 生きてるか、愛莉。俺はもう29歳になったのに相変わらず馬鹿だ。好きになるってこういう事なんだね。もう過去には戻れないぜ。


 もちろん愛莉は、本名ではない。愛莉は今から13年前、16歳の時に知り合った俺の初恋の人だ。


 おっさんになったら人見知りは治った。


 漆黒の未来が待っていたとしても俺は光を探すだろう。


 寝る。もうネルソン。


 ◆


 退屈につき俺のペルソナが1枚ずつ剝がれていく。飛びたいなら好きなだけ飛ぶ。生きたいなら好きなだけ生きる。今からどうでもいい話をするぜ。いつものように。


 私は今ものごっつ最上級にかわいいの──。


 これが乙女の逆襲なんだよなあ──。


 超ときめき♡宣伝部の曲を聴いた。キャッチーでいい曲だ。


 俺は君に振られて、ものごっつ可愛くなったの──。(29歳男性)


 俺も失恋したことは何回かある。そのたびに、ものごっつカッコよくなってるの。ダイエットの一環として断酒している。断酒も元を辿れば失恋がきっかけだ。失恋は人を前に進ませるきっかけになるのは間違いないと思う。


 だから人は積極的に恋をして玉砕しよう。


 俺はsyrup16gの曲で「センチメンタル」という失恋の曲がこの世で最も好きだ。でも最近よく聴くのは「水色の風」かな。風呂に浸かりながら聴くと気持ちいい。「切ない」という言葉が似合う曲だが、全てを包み込むような優しさもある曲だ。


 睡眠導入として、2ちゃんねるのまとめ動画を見ていた。福井県のドフラミンゴのスレで笑ってしまい、睡眠できなかった。


 ◆


 あと俺は今まで3回ネットの女性に会った事あるけど、みんないい人だった。


 ネットで知り合った人と会う事に満足してる俺がいる。


 だから今後、ネットで人と会う事があるかは分からないが、機会があったら、積極的に会ってみたいと思う。理由は楽しいからだ。


 ちなみに今まで会ったのは全員俺の読者だった。


 こういう人が俺を見てくれたのか、と不思議な感覚になる。


 会ってくれた人みんなが俺と同様に病んでいたが、病んでいるかどうかは見た目で判別がつかない。心の中を見ることは不可能だ。


 1人目の方とは緊張して喋れなかったが、2人目、3人目とは普通に楽しく話せた。


 その理由は、単純におっさんになって対人経験を積んで、人見知りが治ったからだ。


 もう何も怖くない。


 昔は女性と喋るのに緊張していたが、今となっては女性と話すことが楽しい。男性と話すのも楽しい。たまに男友達とLINEでビデオ通話する。


 ◆


 俺は昔に比べて、ちっとも孤独じゃない。


 胸が潰れそうな日々は過ぎた。もう死にたいとも思わない。


 今の俺にあるのは、白紙の退屈だけだ。


 こればかりは、他人の力を借りないと解決できないと感じる。


 でも人間関係に恵まれるかどうかは運の要素も強いので、俺の退屈をぶっ壊してくれるエキサイティングな人が俺の前に現れる日を気長に待つ。


 いつか現れる。これは間違いない。


 他力本願だ。この世の全ての縁結びの神が俺の味方だ。


 俺はゴミだけど普通に彼女欲しいんだが。


 ◆


 まあ客観的に見て、こんな文を書いてるような奴には彼女は出来ません。


 結局、普通の事を普通にしている人が無難にモテる。


 でも俺は普通が分からないので、このまま突っ走る以外の選択肢が無い。


 レールガンをぶっ放せ。超電磁砲を空に放て。あの月を砕け。


 立ち上がれ。咆哮しろ。圧倒的な存在感で光り輝け。


 夜が明けないのなら、自ら光れ!!!!!!!


 残酷な事実として、ずっと明けない夜もある。だが、夜が明けないなら自分が光ればいいだけだ。簡単だ。光るためには、「自分はここにいる」と主張すればいい。


 俺は暗闇に光を描く。流星群が降り注ぐ。


 ◆


 まずい!


 予定が無くて暇だ。


 宗教がどうこうと言ってる場合じゃない。


 とりあえず女性にさりげなく媚びを売りまくり、彼女作って暇な時間を減らすのが29歳の俺の目標だ。


 あー、大都会・東京の港区のタワマンの最上階から見下ろす夜景が綺麗だぜ……。やれやれ、年収が674憶もあると使いきれねえな。セフレが78419人もいて疲れるわー。彼女に至っては96590人もいるから疲れるわー。(さりげなく女性に媚びを売っている)


 ……やっぱり嘘はやめよう。俺は群馬の3階建てアパートに住んでて貧乏だ。

 

 別に彼女とか要らない。


 そもそも29歳にもなってロクに恋愛経験が無いのが全ての答えだろ。


 俺がまともな男なら、今すぐマチアプで彼女作るが、俺はまともじゃないからマチアプは無理だ。


 全部諦めろ。あきらメロン。


 ◆


 日曜日、俺はずっとだらだらしていた。幸せだった。


 タバコを買いに近所のコンビニに行ったらカップルが居て羨ましくなった。


 俺は文を書いている場合じゃない。前も書いたが、ぶっちゃけ俺の唯一の悩みが彼女いない事だ。他の面ではすべてが満たされた完璧な人生を送っている。


 うーん。どうしたらいいんでしょうか。


 そう思いながらタバコ吸ってる。うまい。


 思考が止まることを知らねえ。


 音楽を聴いている。気持ちいい。


 ◆


 どうせ彼女できないなら俺は他人が一生忘れられないくらいの文を書く。


 俺は他人の孤独に寄り添い続けることを約束しよう。


 俺のこと一生忘れられないようにしてやるから、せいぜい覚悟しておくんだな。


 燃え上がれ俺の鼓動よ。おまえの凍り付いた孤独な心を俺の炎の如き熱情で溶かす。


 あなたの孤独を切り裂いて心に触れて、もう2度と孤独にはさせない。


 その証拠に、俺は今ここに居るので、あなたは孤独ではない。もう大丈夫だ。もう寂しくないぜ。子供の頃のような笑顔を見せて。くだらない話をしよう。ああ言えばこう言う。真実の愛なんて必要ない。どうにでもなれ。なんとかなれ。朝を待つだけ。眠れないなら、こうやっていつもそばに俺がいる。おまえが死ぬ前に俺は伝えなければならない。あなたは何一つ間違っていないと。幸せを希求する権利があると。


 俺は生き続ける。俺がこの世に生を受けた事が間違いなんかじゃない事を証明するために。俺のことを神だと呼んだ人たちの正しさを証明するために。あなたの孤独を切り裂くために。


 さあ、岡山の県北の川の土手の下で糞まみれになろうや。


 ◆


 ◆


 ◆


 さっきYouTubeでヤンデレ彼女のASMRを聴いた。情緒不安定さがリアルで、なんか聴いてて心が疲れた。

 精神を病んでいる者同士のカップルは上手くいかない。

 病み方や価値観にもよるが。

 どっちも「静かに病むタイプ」なら上手くいく可能性はある。

 恋愛経験がほぼ無い俺なりの考えだが、病んでいる同士のカップルは、物理的な距離を出来るだけ取るべきだ。会う頻度が多かったり一緒に住んでたりすると、どっちも疲れること間違いない。

 お互いがお互いへの執着を大幅に減らすと、おそらく病んでいる者同士の恋愛は上手くいく。「見捨てられ不安」という言葉を知ってるだろうか。病んでいる人に多く見られる特徴だ。恋愛する上で見捨てられ不安を持つことは精神衛生上よくない。見捨てられ不安を起こさないために、相手への執着をそもそも持たないというマインドは有効だと思う。好意と執着は別物だ。

 あと制約は少なければ少ないほどいい。


 ここでは「彼女が精神疾患で病んでいる」というパターンで考えていく。


 彼女のリスカやODを防ぐために、刃物や薬を取り上げて徹底管理する彼氏も世の中には多いが、それらの制約を設けることで逆にストレスが溜まって良くない。

 正直言って俺は、死なない程度に切るくらいだったらいいと思うし、薬もどうでもいい。(ただ無関心なだけかもしれないが)

 だが、「切っちゃった時のために軟膏とガーゼと包帯は近くに常備しておけ。血がいつまでも止まらなかったら病院で縫合が必要だから迷わず救急車呼べ」くらいの事は言う。

 でも面倒だから、刃物・薬の管理は相手に任せる……。

 

 リスカがもたらす効果やリスカをしたくなる心理について勉強するのは大事だと思う。前提として、ほとんどの人は死ぬために切ってるわけではない。リスカとは心の傷や耐え難いストレスの表層が外部に分かりやすく出ているに過ぎない。切る事で脳内物質が出て安心感を得る。または自分に視認できる形で自罰したいという欲求も働いている。自分のストレスを視認したい。自分の心の中だけで全てを処理するのが困難だからこそ切る。切って気を紛らわす。

 

 俺も社会人時代、仕事場の人間関係のストレスに耐えかねて、車の中で切ったり職場のトイレで切っていた。それで楽になったのも事実だ。


 だから、仮に俺にいつか彼女ができて、「私、実は腕を切る癖があって」みたいに言われても軽く流す。軟膏、ガーゼ、包帯は家に置いてもらうが。「私たまにODしちゃうんだ」と言われても軽く流す。実はODは俺も過去にやりまくっていたので、やめろと言う筋合いが無い。


 未来の俺に彼女ができるとして、その女性は病んでいる確率が極めて高い。


 何故かと言うと、過去に俺を好きになってくれた方が99.9パーセントくらいの確率で病んでいたからだ。


 なので俺は彼女がいない今の段階から病んでいる彼女を想定してシミュレーションをしている。


 全ての精神疾患の勉強をし直している。発達障害、パーソナリティ障害、気分障害なども勉強し直している。その上でYouTubeが役立つ。早稲田メンタルクリニックの益田先生の動画を参考にしている。


 実は恋愛系ユーチューバーの女性の動画もたまに見る。


 用意周到すぎる。


 これでいつでも彼女の受け入れ態勢は整った。


 問題は俺の需要が無いという事だ。


 てか俺は彼女というものに幻想を抱きすぎているかもしれない。


 既存の概念に囚われる必要は無い。


 彼女がいたら幸せだという常識を疑え。でも街で見かけるカップルみんな楽しそう。


 あと将来できるかもしれない彼女にあらかじめ伝えておくが、俺に元カレの話はしないでほしい。俺も過去に仲が良かった女性の話はしないから。

 俺は何の話をしているんだ。


 今、紙タバコを吸いながら音楽を聴いている。タバコはうまいし音楽は気持ちいいし最高だ。


 病んでいる人は酒とたばこが好きな傾向にある。精神的な栄養不足を酒やたばこは埋めてくれるからだ。


 俺は何度断酒に失敗しても、また断酒してる。9月の中旬以降、酒は一切飲んでいない。酒はもうアカン。周囲を滅ぼす。


 孤独と酒の親和性は非常に強く、危険である。


 健全な酒好きに「酒は辞めろ」と押し付ける気は全くない。常識の範囲内なら問題はない。


 しかし俺みたいに常識の飲酒量を大幅に超えて、体調や生活に支障をきたしまくるようになると、もうだめだ。


 酒は程々にな。


 俺はアルコール依存症と診断されたのが22歳と超若い時だった。


 アルコールこそ俺の神だと信じて疑わなかった。事実、酒を飲むと全ての憂鬱を一時的に忘れることができた。


 だが、アルコールは幸福の前借りだ。後になって必ずツケが回ってくる。


 そのツケを今返済してる。


 今回の文は長くなってしまった。


 読みやすさはいつも念頭に置いてる。


 俺自身、活字を読むのが正直言って嫌いだから、俺自身が読みやすいように書いてる。


 音楽の良さは、自分が何もしなくても勝手に脳に入ってくることだ。


 小説やエッセイは、視認して、それを脳で処理する必要があるから面倒だ。映画やドラマやアニメも面倒だ。ゲームも面倒だ。


 音楽鑑賞は娯楽の中で最も面倒が少ない。だから俺はいつも好きな音楽の話をしているし、毎日音楽を聴く。


 生きる上で、何事も「めんどくせえ」が勝つ。


 在宅ワークの仕事をしてるから、あまりシャワーも浴びてない。


 もし俺が女性だったら、めちゃくちゃズボラだったと思う。毎日メイクして、毎月生理が来るという事を考えると、めんどくさそうだ。


 摂食障害の割合は圧倒的に女性の方が多い。これが意味するのは、女性の方が男性より外見が重要視されているという事だ。割と女性社会は残酷だ。


 不思議な事に、俺は文章を書くのは全く面倒ではない。むしろ楽しい。


 でも生きるのも死ぬのも面倒だ。


 部屋が真っ暗だと落ち着く。いつも夜はパソコンの光だけで生きてる。


 NHKにようこそ! というアニメの切ないギターの曲を今YouTubeで聴いている。ちなみにこの作品におけるNHKは「日本ひきこもり協会」の略だ。超良いアニメだ。


 原作者の滝本竜彦の小説やエッセイ、漫画は全部読んだ。


 NHKにようこそ! は小説と漫画とアニメで全て展開が異なるので、3度楽しめる。しかも去年にNHKにようこそ! の小説の新作が出たので、4度楽しめる。引きこもりに超オススメの作品だ。


 Xで、ヒロインの中原岬のコスプレをしてる女性に、俺は「いいね」を押しまくっていた。


 よくネット上で引きこもり当事者が「早く岬ちゃん来ないかなぁ」と夢想しているが、岬ちゃんなんて来ないぞ。岬ちゃんのような、引きこもりを救う天使など絶対に存在しない。


 そもそも、岬ちゃんに救われたいと思っている時点でアウトだ。「俺自身が岬ちゃんになるんだ」という気概が無いと、女性に好かれる可能性は限りなくゼロに近い。


 俺は恋愛経験こそ少ないが、今までめっちゃ大人数の女性から真剣に好かれた。


 それは、俺自身が岬ちゃんになったからだ。


 引きこもりでも女性から好かれることは可能であると、俺が自ら立証している。


 引きこもりは、自分と同じような引きこもりやニートやメンヘラを救う天使的な存在になる事により、異性から好かれることも可能なのだ。


 だから、ニートも引きこもりもメンヘラも諦めてはいけない。


 俺は長いこと、ニートかつ引きこもりかつメンヘラだった。


 でも今はアパートで一人暮らしもしてるし、一応、労働もしている。


 人は変われる。劇的な変化ではなく、徐々に変わることができる。


 おそらく俺は生涯独身だし精神障害者だし親が死んだらグループホームに入るかな、と思っている。


 ある程度のリアルな人生設計はした。


「Unknownは私が一生養うから、専業主夫で生きて。あと子供は欲しくない」


 と言ってくれる聖母マリアみたいな人と縁があったら話は別だが、そんなのありえないです。


 ちなみに俺は幼い頃から、自分の子供は欲しくないと考えていた。


 子供を育てるのは面倒だと子供の頃から思ってた。


 変なガキだった。


 俺はとにかく面倒くさがりだ。


 1年3か月、工場で正社員で働いていた時期があるのだが、あまりにも残業が嫌すぎて、仕事の効率化を図って絶対にいつも定時で退社するようにしていたら、他の人の仕事まで俺が務めることになってしまい、糞だった。


 残業してる奴は偉い、という風潮は辞めましょう。定時までに仕事を終わらせる人の方が偉い。


 そろそろ眠くなってきた。


 もうすぐ10000字を超えるので、超えたら終わりにします。あ、超えましたね。


 もう終わりなのか……。まだ一緒に居たい。


 なので続行します。今夜の俺は10000字程度では終わらない。これはお前が始めた物語だろ。


 そもそも俺は何故、文章表現をしているのかという話をしたいと思います。


 それはやっぱり他者から愛されたいという欲求が根底にある。


 それも、ただ愛されるだけじゃなくて、一生愛されたいという壮大な欲求である。


 だから俺はパーソナルな話をよくするし、同じような話を繰り返すし、「あなた」に語り掛けるテイストの文をあえて書いている。孤独についても頻繁に書く。俺自身孤独だからだ。


 俺は、カクヨムを秘密基地みたいなもんだと思っている。


 俺は秘密基地でこっそり遊んでいる。あなたもそれに混ざっている。


「小説家になろう」というサイトに昔いたのだが、なろう時代は読者が多すぎて秘密基地感は無かった。小説家になろうは小説投稿サイトの中で最大手だから、そもそも読まれやすい環境だ。俺みたいなテイストの文を書いてる人も当時いなかったから、俺は謎に読者数が多かった。


 カクヨムくらいの規模が丁度いい。


 カクヨムは読まれにくいから、丁度いい。


 俺の理想としては、真夜中に眠れないときに「Unknownの文でも読んで時間つぶすか」くらいの感覚で読んでもらいたい。


 俺は暇潰しのツールになりたい。スマホかパソコンか、そのどっちかの媒体で俺はあなたのそばにいる。スマホが多いのかな。うぇーい、見てるー? 俺が今お前の目の前にいるから寂しくないだろ。文章という形で俺はお前と一緒に寝ている。あなたがこの文をベッドで読んでるなら、実質、俺と添い寝してることになるぞ。おーん。


 あと、大事なことを伝え忘れていたが、俺の短編エッセイは全て前後の繋がりがある。今回書いた文も前回書いた文の続き・あるいは発展形なので、どうせなら全部読んでもらいたい。暇つぶしになるぜ。


 俺は利益を一切求めていない。利益は要らないので一生俺のことを覚えててほしい。それが俺の利益だ。


 強烈なインパクトを残したい。


 普通の人が書かない事を書きたい。


 教室の隅っこにいたような奴をターゲットにしたい。


 俺は生きていることを叫ぶ。


 道を開けろ、俺が通る。


 圧倒的な存在感。圧倒的なリアル。圧倒的なカリスマ性。圧倒的な天使感。圧倒的な社会不適合者。


 俺は俺の文を読んでくれる人を1人残らず全員救う。


 絶対王者の誇りを胸に俺は進軍する。これが、王の力……?


 どうでもいい話だが、俺は最近チェンソーマンのレゼ編の映画を見た。面白かった。久しぶりにアニメ見た。


 俺はチェンソーマンのキャラだとパワーとマキマが好きだ。胸がでかいからだ。


 胸ってどうしてふわふわしてるんだろうな。


 微糖のコーヒーがうまい。


 たばこがうまい。


 今日、たばことコーヒーとカップ麺しか口にしてない。


「健康に良くないよ、Unknownくん」という天使の声が聞こえた。あいにくだが俺は自分の健康とかどうでもいいんだ。


 すると天使はこう言った。


「毎日カップ麺ばかりだとUnknownくんの栄養バランスが偏るから、今度私が料理作ってあげる」

「おお、助かる。ありがとう。最近ずっとカップ麺だから飽きてたんだ」

「引っ越してすぐの時は自炊してたけど、もう一切自炊しなくなっちゃったね」

「まあ1人暮らし4年目だからな。1人暮らしの自炊はコスパが悪いって事にすぐ気付いた」

「そっか」

「うん」


 元々死ぬために買った「ぶら下がり健康器」は、今は洗濯物を干すのに重宝している。

 長年お守りのように所有していた首吊り用のロープは去年の12月に処分した。生きるのも悪くないなと思ったからだ。

 希死念慮は今は無い。

 でも俺は知っている。希死念慮を持つ人は絶対に常に一定数いる。

 俺は希死念慮が最高潮に強くなった数年前、精神科に医療保護入院させられた。

 俺は通算4回、精神科に入院している。

 入らないに越したことはないが、精神科に入院したことで俺の世界観が拡張されたのも事実だった。


 もう大丈夫だよ。俺がいるから。あなたは1人じゃない。


 ネットなら、そんなことも簡単に言える。実際には何もしてあげられないが。

 俺はリアルの世界に少し疲れている。

 真実はネットの深層にある。

 ここは宇宙の果てだ。この世の全てがここにある。

 ここはリアルから隔絶されている。

 酸素が無くても呼吸できる。

 月が見える。

 ああ、地球はこんなにも青いのか。

 俺は地球に飽きつつある。

 宇宙遊泳。

 あなたもおいで。

 俺は生きるのも死ぬのも面倒だ。

 人間でいるのが面倒だ。人間を超越した存在になりたい。

 世の中に縛られない者になりたい。

 俺が標榜するのは自由主義だ。

 みんな見えない鎖に繋がれている。

 この社会で生きていく。

 組織も集団も好きじゃない。

 俺の1Kの部屋の中に宇宙が広がっている。

 俺は虚無Aと同棲している。

 俺は虚無Aと上手いこと付き合っている。

 天使とも同棲している。

 天使は俺に優しい言葉を掛ける。



「生きるのも死ぬのも面倒だ」と俺は天使に言った。

 天使は「わかる」とだけ言って、無表情でタバコの煙を口から吐いた。

 

 


 






 



 終わり









【あとがき】


長くなってすいません。

とりあえずカクヨムは俺が暇な限り続ける予定なので、着いてこれる人は着いてきてください。

「人生に飽きちゃったな」という感じが最近します。











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