深夜のテンションで書き上げた手紙は……という、きっと誰もが一度くらい経験した黒歴史が、素敵な掌編に昇華されています。共感性羞恥から始まり、羨ま死させてくれます。是非、御一読を。(''∇^d)
誰もが共感できる「黒歴史」の美化純粋な気持ちと、少しのドジ、そして愛のあるユーモアが詰まった、大変素敵な恋愛物語でした!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(160文字)
深夜テンションで暴走したラブレターが、まさかの電波越しに恋を呼ぶ。軽快なテンポと、恥ずかしさを笑いに変える筆致が心地いい。「恋する哲学者くん」——その呼び名が、最後には誰よりも甘く響く。恋の初動と笑いの熱を、ここまでうまく両立させた短編はなかなかない。